印刷業界の現状って?
印刷業界の市場規模は現状どのような状態なのか?
印刷をコアコンピタンスとするKSIに取って非常に気になるところです。
今年8月に発表された工業統計調査によると、2017年の印刷産業の製造品出荷額は5兆2378億円。残念ながら前年比0.7%減となっています。
これまでの経緯を見ても、印刷全体の出荷額は1991年の8.9兆円をピークにシュリンクし、現在も緩やかに推移中です。
しかし、この数字には、実は印刷会社が提供している多様な製品・サービスのすべてが含まれているわけでは無いようです。
多くの上場・中小の印刷企業は、印刷をコアコンピタンスに据えながら事業領域の拡大を図っています。例えば、求人メディアや人材派遣などや働き方改革への提案や環境保全につながる商品・システムの提供、イベントなどの企画・運営業務など。また、飲料水を扱っている会社もあります。
つまり、先述の製造出荷額の数字では測れないものが増え、正確な数字は読みづらくなってきているのが現状のようです。また、これら新事業を推進していく中で、印刷物がその効果を発揮するシーンも生まれてきます。その相乗効果を考えると、この業界もまだまだ広がっていく可能性があると思います。
大切なのは、お客さま視点に立ち、お客さまの困っていることに対して真摯に向き合うことだと考えます。そしてKSIの持てる力をフル動員し、その課題をクリアする為のお手伝いを行う事により、この厳しい環境を皆さまと共に乗り越えて行きたいと思います。
大阪の総合印刷会社であるケーエスアイは、これまでの印刷事業を基盤にしながら、様々な新事業を展開、徐々にではありますがその領域を拡大しております。今後ますます、お客さま視点を大切にし、お客さまの経営のお役に立つ為に、自他ともに認められるコミュニケーションカンパニーを目指して邁進する所存です。
ちなみに写真は花火大会を見に行った時のりんくうでの一枚。夏の終わりの夕日が綺麗でした。