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社内コミュニケーション研修について

世の中は、デジタル化がどんどん進み、さらにAIやRPAなどの最新技術により益々自動化が進行しています。そして一方、その自動化とともに人と人の係りはますます希薄になっていくのではないでしょうか。
HR総研が2017年に実施した「社内コミュニケーションに関する調査」では、約8割の企業が職場コミュニケーションに「課題がある」と回答しており、組織規模に関わらず各企業での大きな問題となっているようです。
その対策として、社内報を作成したり、社員旅行や運動会などの社内イベントを開催したり、社員食堂などの憩いの場を充実させたり、といった活動を行われている企業も多いと思います。
そんな社内コミュニケーションにお困りの企業の皆さん。今回、弊社で行った研修が皆さんの何らかのヒントになるかも知れません。興味をお持ちの方はぜひご一読ください。

以前この場でもご紹介させていただいたKSI社内研修ですが、すでに開始から半年が経ち、先日、研修の最終日となりました。
弊社の若手社員におけるコミュニケーション能力の育成を目的に、約5名単位のチーム構成で、共通の課題「コミュニケーションツールの作成」に取り組んでもらうワークショップ研修でした。
研修メンバー全員の個性をKSIの社員に知ってもらう為のツールで、その表現方法は自由。紙、デジタルコンテンツ、動画、アプリなど何でもありですが、企画だけでなく実際にチームで1つのツールを製品として完成させるミッションです。

8チームの約半年間に続くミッションへの取り組みが始まり、チーム毎にどういったモノが社内コミュニケーションの活性化に繋がるかを真剣に考え、試行錯誤しながら、何回もの打ち合わせを経て、オリジナルのツールが形作られていきました。

そして先日、見事8つのコミュニケーションツールが仕上がりました。
どのツールも個性的で、機能的に色々と考えられた面白いツールとして完成したと思います。
例えば、自分達のマインドマップや解体新書を作って自己表現し、趣味・嗜好を紹介する冊子や、自分達を動物に例えたポストカードを作成してそれにQRコードを付けて詳細情報を掲載したWebページに誘導したり。
はたまた、スマホで流行のガチャを利用して研修メンバーのプライベート写真をゲットできるゲームを作ったり、360度カメラで社内を撮影してまわり、座席表の冊子から該当の各部署の360度の写真を見る事ができるツールを完成させたりと、各チームの特色がそれぞれ出ており、バラエティに富んだツール類となっています。
自分達を紹介し、且つ社内コミュニケーションを活性化させるのに、こんな方法もあるんだなぁと感心するばかりです。
今後、これらを全社員に配布する予定ですが、その反応が今から楽しみです。

「この研修を通じて、普段ほとんど接することのない他部署の人たちと話し合うことができ、その人となりも分かり、今後仕事を依頼する際、スムーズな連係に繋がると思います。」「各チームのツールの完成度は、そのチームがどれだけコミュニケーションを取ったかに比例しており、改めてコミュニケーションの大切さを実感しました。」などの意見を参加メンバーからいただき、各自、業務を抱え、ツール制作の時間の捻出が非常に大変だったと思いますが、非常に実りのあった研修だったと感じております。

KIMURA
Who is KIMURA?
株式会社ケーエスアイに平成2年入社、営業部配属後、関連会社の株式会社アクティへ出向。
その後、本社営業部長、製造部長を経て 現在、経営企画室長。
テーマパークが大好きで、毎年USJの年パスを購入し、休みの日、稀にUSJに出没する。