コンプライアンスについて考える

産地偽造・データ改ざんなど、企業のコンプライアンス違反のニュースは後を絶ちません。
非常に悲しい話ですが、その渦中にいると｢いけないこと｣と感じる気持ちが麻痺してしまうのでしょうか？ これまで築き上げてきた日本の企業ブランドが残念なことになっています。

よく｢コンプライアンス｣は、｢法令遵守｣と訳されます。私も少し前までは、コンプライアンスとは何？と聞かれると法令遵守ですよ。と即答していました。
しかし、最近ビジネスコンプライアンスを勉強する機会があり、改めてその言葉だけでは不十分であることを再認識しました。
法令を守ることは当然として、さらにその先にある社会的要請、つまり社内規則、社会規範、企業倫理なども守ることが重要。その意味では、コンプライアンスとは｢倫理法令遵守｣と訳するのが正しいニュアンスのようです。これから人に聞かれたらそう答えるようにしたいと思います。

また、ある大手企業のコンプライアンスマニュアルを拝見すると
｢正義と利益のどちらかを取らねばならない状況に遭遇したら、迷わず正義を貫け｣
と記載されていました。
非常に力強いコメントですばらしい気概を感じます。
自分の仕事を家族や友人に胸を張って言える。そういった誇りを持ったものづくりの印刷会社、ケーエスアイ。ずっとそうあり続けたいと改めて思う次第です。

あ、写真は記事と全く関係ないですが、ま、春ですから・・・。