大阪にある総合印刷会社ケーエスアイは企画・編集・デザインから印刷・製本までトータルに対応します。

page2019とマーケティング・テクノロジーフェアを視察

2月初めに開催されたpage2019とマーケティング・テクノロジーフェア を視察してきました。

今年で32回目を迎える、毎年6万人以上の人が訪れる印刷メディアビジネスの総合イベントです。出展者数も年々増加し162社(過去最高)、来場者数は合計66,560名(前年比100.5%) と今年も盛り上がっておりました。

 今年のテーマは「デジタル×紙×マーケティング」。

紙媒体の減少、人手不足、資機材コストの高騰など我々の業界を取り巻く環境は非常に厳しい。これまでと同じ事を同じようにやっているだけでは淘汰されていくのは必至。ダーウィンの進化論では無いですが、環境が激変する現在、この環境の変化に対応するものだけが生き残り、次の世代にそのDNAを残していく。時代と共に変化していかねばならない、これは多くの企業が抱える経営課題だと思います。

そんな大きな課題に対する様々な提案が、page出展各社からなされていました。そのキーワードは「自動化」「省人化」。各社、AIやRPAといった最新技術を取り入れ、反復作業は多少複雑な工程であっても機械に任せる事が可能となってきています。機械に任せれる部分は任せ、人はもっと考えることが必要な業務を担うようにシフトする。KSIで言えば、時代と共に変化するお客さまの情報発信のお手伝いをする為に、社員ひとりひとりが何をしていけば良いかをもっともっと考えることで、当社が目指すべきコミュニケーションカンパニーが見えてくると思いますし、そうすることで、会社全体がより高いレベルに昇華できることと思います。

 

翌日は、東京ビッグサイトへ移動し、マーケティング・テクノロジーフェアへ。こちらは今回で7回目、「新たな顧客と市場の創造」をテーマにセミナープログラムで構成される国内最大級のイベント。(来場者予想15,000人 出展社100社)
SNS活用、ビッグデータ分析、マーケティング・オートメーション、コンテンツマーケティング、AIなど変わり行くトレンドを各ブースで紹介しておりました。

ユーザーの購買行動の変化により、ほとんどの場合お客さまの側でネットによる選別が行われ、営業に声がかかる時には、ほぼすべて決まっている状態でこちらから提案の余地は少ない。営業が足を運んで売り込める機会も少なくなり、営業の情報収集だけでは、潜在ニーズに出会えなくなってきている。そこでマーケティング部門で、MAツールを使ってお客さまの水面下の動きを探り、Webやメール分析を行った上で確度の高いリード情報として営業へ渡しアプローチを掛けてもらう流れが主流となりつつあります。

B2Bのお客さまの動きも明らかに変わってきており、これに対応する為にも、改めてマーケティング的視点が必要であることを強く感じた。また、営業に対するリード情報の提供にもその技術が使われ、確度の高いリード情報によって受注に貢献するといった、マーケティング部門が営業と密に行動しながら成果に繋げる体制づくりが重要であることも痛感しました。

あ、ちなみに写真は東京ビッグサイトから望む有明埠頭(東京湾)でした。

KIMURA
Who is KIMURA?
株式会社ケーエスアイに平成2年入社、営業部配属後、関連会社の株式会社アクティへ出向。
その後、本社営業部長、製造部長を経て 現在、経営企画室長。
テーマパークが大好きで、毎年USJの年パスを購入し、休みの日、稀にUSJに出没する。