SiMS News Letter 2014 vol.1
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Answer 3年次生 大幡 涼平工学域 物質化学系学類 応用化学課程おおばん りょうへい在学生インタビューSiMSのカリキュラムは、高度な研究能力を持つ博士を、さらに産業界でグローバル研究リーダーになれる人材へと育成することが目的です。このような人材を一体どのようにして育てるのでしょうか。SiMSカリキュラム設計のキーマンである大阪府立大学工学研究科の藤村紀文教授に在学生が疑問をぶつけてみました。Questionベース構築専門分野以外の素養物質系物質系科目システム系システム系科目TEC教員の指導を受けコースワークを自らデザイン 皆さんが大学院へ進むと、自分の専門に関係した授業を受け、また研究室で研究を始めます。SiMSへ参加すると、それに加え、例えば、物質関係の専門の学生はシステム系の講義を受け、情報や機械などシステム系の人は物質系の講義を受けます。また専門の違う研究室へ3ヶ月ほど所属して視野を広げます。 科学と社会・環境問題との関係や、色々な要素が絡み合った複雑な問題の全体を理解するための演習を企業出身教員の指導で行います。これからは、このようなカリキュラムを経験した視野の広い博士が増えていくと思いますよ。自分の専門だけでない広い視野をもつ研究者になるために何をするのですか?SiMSが考える育成ロードマップとは藤村先生に聞いてみよう!Road Map磁性強誘電体など新奇な物質群を駆使したデバイス研究の第一人者。自ら多くの産業牽引型博士を育ててきた。SiMSプログラム副コーディネーター大阪府立大学 大学院工学研究科 ふじむら のりふみ藤村 紀文教授Prof ile研究室ローテーション5
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