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2015-07-31

誰でもできるブランディング

早いもので、SIERRAの立ち上げからもう1ヶ月になります。
7月に入ってからは提案用の企画書作成やお客様への訪問機会が多くあり、
かなりバタバタ過ごしてしまい、あまり実感がない状態です。

思い返せば、ブランドの立ち上げには約2年を要しました。
プロジェクトを発足し、私がリーダーに任命されてからは
ブランディングに関わることをたくさん勉強し、
なんとか1つの形にするところまでくることができました。

今日は、ブランド立ち上げまでに私が実際に行ったことを
少しだけ紹介させていただきたいと思っています。

What is  SIERRA

1.強いブランドの認識を統一する

あたりまえのことかもしれませんが、
この工程が最も重要です。
プロジェクトメンバーの中でこの認識がバラバラだと、
答えなんかは出るわけがありません。

ブランド名+高い品質+明確なイメージ=強いブランド

これが私の考える強いブランドの定義です。
「ブランド名を聞いても何のイメージも生まれない。」
こうなってしまうのが弱いブランドの典型なのです。

 

2.自社の強みを把握する

ここに一番時間を費やしました。
マーケティングには3C・4P・5Forceなど様々なフレームワークがありますが、
私は一番オーソドックスな3Cで分析を行いました。

3Cとは、「自社」「競合」「顧客」のことです。
自社の強みを抽出して、顧客に対して競合とどのように差別化していくかを検討します。
競合と同じことをしても競争が激しくなるだけです。
独自のポジションを見つけて、そこで一番になることが大事なのです。
日本で一番高い山は富士山ですが、二番目に高い山はわかりますか?

3C

 

 

 

3.ブランド・アイデンティティ(BI)を設定する

ブランド・アイデンティティは、
自社のサービスの違いを明確にするものです。
つまり、ブランドの骨格になってきます。

  • 顧客にもたらす価値
  • 独自のポジショニング
  • 顧客の共感が得られる

この3つの条件がブランド・アイデンティティには含まれている必要があります。
強みが明確になっても、顧客がそれに納得して価値を見いだしてもらえなければ、
ただの押し売りになってしまうからです。
初心者の方はブランドイメージを先行して作ってしまいがちですが、
アイデンティティをはっきりさせることで、「何をすべきか」がはっきりとします。

 

4.ブランドイメージをつくりあげる

ここまでくれば、あとは具現化していくだけです。
具体的にはブランドロゴ・キービジュアルなどを作成していきます。
私の場合、ここからはアートディレクターにバトンを渡しました。
おかげで、私が想像するよりもはるかにいいデザインに仕上がったと思います。

 

以上がSIERRAのブランディングをした際のフローです。
参考になりましたでしょうか?
この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

 

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