デジタルまいど No.1~N0.48
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(2)digitalまいど第22号ちょっと気になるTOPICS新しくなった認証方式(出所:国土交通省道路局ITSホームページ)ITS(高度道路交通システム)の9つ開発分野 1.ナビゲーションシステムの高度化2.自動料金収受システム(ETC)3.安全運転の支援4.交通管理の最適化5.道路管理の効率化6.公共交通の支援7.商用車の効率化8.歩行者などの支援9.緊急車両の運行支援モバイルコミュニケーションVICS携帯電話を用いた双方向通信インターネットデジタル衛星放送ナビ機能の高度化 検索機能の高度化など機能の多様化 FM文字多重放送など安全・快適 バックモニターなどVehicle Infomation and Communication SystemカーナビなどのVICS対応車搭載機に道路交通情報をリアルタイムで提供するシステム(       )GPSのその他の利用に行き先設定ができたり(コンパスリンク)、あらかじめ自宅のパソコンでナビのホームページ上で得た情報やコース設定をメモリカードを経由してカーナビにコピーする機能(インターナビ)。また相手からメールで送られてきた待ち合わせ場所などの位置情報をカーナビの地図上に設定でき、且つ自分から現在の位置情報を相手の車にメールで送れる機能(マツダテレマティックス)などがあります。年内までに次々実用化される通信カーナビは、内蔵の携帯電話を通じてインターネットからさまざまな最新の情報を入手し、電子メールやホームページ閲覧はもとより、音楽や動画、ゲームなどの配信や通販などの電子取引も可能となります。これら車内でのサービス提供を行うマーケット・セグメントは『テレマティックス』と呼ばれ現在注目されている市場であり、自動車は走る情報端末へと進化していく事と思います。また、カーナビに使用されている人工衛星による精度の高い測位システムGPSは別の分野でも利用されています。セコムが行っているサービス「ココセコム」ではこのGPSに携帯電話の基地局を利用した測位システムを組み合わせ、より高精度な位置情報を得るシステムを取っています。車が盗難にあった場合やお年寄りや子供が迷子になった場合に、携帯している小型専用端末から現在の位置情報を得て探索してくれるサービスです。GPSと携帯電話基地の測位システムを合わせることによって、PHSを使った位置情報システムでは難しい高速移動中の車両の測位を可能にし、特に車の盗難事件に威力を発揮しそうです。現在、情報通信技術を活用して、交通渋滞や事故の解消を目指すITS(高度道路交通システム)という計画を国土交通省、経済産業省、トヨタ自動車などが官民一体となって推し進めています。まさに前述の次世代通信カーナビはそのITSのプラットホームの役割を担う訳です。またこの計画の中ではノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)が研究開発されています。これは料金所ゲートを車が通過するだけで有料道路の支払いを済ませる事ができるとても便利なシステムです。料金ゲートに設置したアンテナと車に積んだ車載器との間で無線通信が行われ、ゲートをくぐると車載器に差し込まれたICカードが信号を読みとりクレジット会社を通じて料金を支払うシステムです。車載器とICカードを別々にする事によって、使用する車両を限定することなく友達の車を借りた場合でも自分のカードで支払えます。海外では既に17ヶ国が利用しているETCですが、日本では東関東自動車道、京葉道路、東京湾アクアラインや首都高速道路の一部で試験運転が行われ、平成14年までには、全国の主要料金所約900ヶ所に導入される予定です。料金をノンストップでETCはこんなに便利次々とデジタル化する自動車社会。私たちにとって最も身近な所でこの恩恵を受けられるのはうれしい限りです。皆さん今後どんどん便利になっていくカーライフを楽しみにしていて下さい。〈S.K〉皆さんは、パソコンにソフトをインストールする際にCD-KEYやシリアルナンバーを入力されていることと思いますが、今回のWindows XPの新機能としてライセンス認証(Windows Product Activation)というシステムが取り入れられました。このシステムは、主に不正コピーによる損害(全世界推定100億ドル)を最小限に抑えようとマイクロソフトが取り入れた新しい認証方式です。概要は、ハードウェア情報とプロダクトID(CDキー)を元に生成されたインストールIDをマイクロソフトに登録することにより1つのプロダクトIDを生成し、複数のマシンで使用することを禁止する仕組みです。先行されたOce XPにも同様のシステムが採用されていますが、条件付きながら2台までのパソコンにインストールをすることが可能ですが、Windows XP(OS)には認められていません。当然の事ながら、パソコンを2台所有しているとWindows XP(OS)を2セット購入しなくてはなりません。認証はインターネット経由か電話による方法となります。詳細は他に譲りますが、数十桁の英数字を正確に電話で伝えるのは、かなりの労力を費やされることでしょう。また、一度認証を受けたIDですが、同一構成のパソコンに再インストールする際は問題ありませんが、ハードディスク(システム用)を入れ換えた場合などは、ハードウェアIDが異なるために以前の登録情報をマイクロソフトで削除してもらってから、新しいハードウェアIDを基に再認証を受ける必要があります。不正コピー対策とはいえ、何かと正規ユーザーに無理強いをしている感も否めませんね。〈T.K〉ライセンス認証(Windows Product Activation)OSが自動生成する〈ハードウェアID〉CDに記載されている〈プロダクトID〉〈ハードウェアID〉と〈プロダクトID〉から暗号化された〈インストールID〉を生成〈インストールID〉を確認伝えた方法が〈確認ID〉の受け取り方法となるはユーザー側の作はマイクロソフト社の作業ライセンス認証完了〈確認ID〉の発行インターネット又は電話で〈インストールID〉をマイクロソフト社に伝える

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