デジタルまいど No.1~N0.48
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このコーナーは皆さまの身近にあるコンピュータ上で起こるさまざまなトラブルを未然に防ぐ方法をお知らせするコーナーです。バックアップの記憶媒体(3)発行日:2001年(平成13年)5月15日(火曜日)っずばずばずば22第19回 登 場 人 物 今月号のひとこと◆プロセッサー教授(?歳)年齢不詳、自称教授のものしりおじさん。   Digitalまいどのバックアップも宜しくどうぞ。◆まど香(年齢不詳、改名して7年)年齢不詳、改名して7年。  そこそこ経験のあるWinsows User。◆リンゴ(24歳)24歳、i-Macでパソコンに興味を持った、流行に敏感な女性。そのようなことから今年の2月末に富士フィルム社製のSPEED PROOF 8000(スピードプルーフ8000)を導入し、テスト使用の後3月中旬より実稼動を開始しています。これによりデジタルデータから直接に簡易校正が出せる環境が整ってまいりました。今後共、お客様にとっても十分にメリットのある設備機器の導入と、新しいデジタル技術の習得に努力してまいります。プリプレス部 部長 尾崎吉彦TEL 06-6652-8007E-meil:ozaki-y@ksinet.co.jp年ほど前にデジタルカラープルーフとしてコニカからデジタルコンセンサスが発表され、それを追って富士フィルムからスピードプルーフが発表されました。両者の大きな違いはサイズで、デジタルコンセンサスは最大B2まで、一方スピードプルーフは最大A1まで可能です。 プリプレス部のDDCP(デジタルダイレクトカラープルーフ)機器については、それまでカラーコピーのドキュカラー1255かA3インクジェットプリンターのみで、サイズ的にもA3サイズが最大。また簡易校正(ファインチェッカー)を上げるにはフィルムを出力してからでないと出来ないのが現状でした。ここ数年でプリプレスの環境はデジタル化がかなり進んできており、カラー校正用の出力機器もこれまで大型のカラー出力機はインクジェットが主流でしたが、最近になり高品質のレーザー出力機も一般的になっています。一方、簡易校正はというと、従来はフィルムからでしかできていませんでしたが、約2リンゴまど香リンゴまど香最近メールを始めたのだけど、だんだん遅くなってきて、ロードできないことが良くあるの。まど香はそんなことなーい。メールをサーバーにずっと貯めていると遅くなるわよ。こまめにローカルに移さないとだめ。それと、バックアップを取っておくことを勧めるわ。そーなんだ。でも、ローカルってどこ?インターネットのサーバーではなくて、自分のパソコンに保存するってこと。それと、バックアップを取るってことは、自分のパソコンがクラッシュしたり、不測のトラブルでデータが壊れてしまったりした時に、データを復旧できるようにするためよ。私なんか、メル友とスナップ写真をメール交換してるから、そこそこ大きなデータになってるわ。リンゴまど香リンゴまど香リンゴ教授そーねー、私はまだ文字だけのメールだからフロッピーディスクでもOKだわ。今スナップ写真のライブラリーを作ってるところなの。だから、今は書き換えできる640MBのMOを使ってるけど。MOがいっぱいになったらCD-Rに保存しようかな。え、なんでわざわざCD-Rにするの?だって、MOは磁気媒体でしょ。ちょっとしたことでデータが壊れたりすることだってあるでしょ。へー、そうなの。それなら、CD-RWということも考えられるね。書き換えが可能だし、MOみたいに不安定じゃないしね。それと、画像のライブラリーだったら、できる限りひとまとめの方が便利だから、DVD-R/RAMそれと外付けのハードまど香教授ディスクなんかも有効だね。それと、最近のデータ受け渡しの媒体としてはメモリースティックやフラッシュメモリーなんかも、デジカメなんかのデータ転送媒体に使われだしているんだよ。へー、思ったよりたくさんあるのね。どれを使ったらいいか迷っちゃう。用途や周辺機器の種類に合わせて選ぶことだね。それと、バックアップの意味からいうと、できる限り安定した媒体で、定期的にバックアップしなおすことが必要だよ。重要なデータは2つのバックアップを違う保管場所で保存するようにした方が確実だね。〈H.M〉従来のファインチェッカー●ファインチェッカーを出力する場合は必ずフィルムが必要。またファインチェッカーで追加修正がでた場合は再度フィルムの出力が必要。●フィルムにピンを付けるのでズレが発生しやすく、またピントも甘くなりやすいため見当精度として少し問題がある。●処理能力A1 1台当たり約22分(連続で9分)、基本的にフィルムの出力時間と同じ。●ファインチェッカーと違い、専任の作業スタッフが不要。 (各マシンから出力可能)●見当精度については、100%OKで品質上の問題はない。●フィルムを出力する前に簡易校正を出せることが最大のメリット。(フィルム出力が1回で済みフィルムの無駄がない、最終データで出力できる。)●簡易校正が校了になって帰校しても、それからのフィルム出力となるため、帰校後の作業時間が必要となる。(フィルム出力にかかる時間を見ておく必要がある。)Speed Proof 8000のメリットSpeed Proof 8000のデメリット

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