デジタルまいど No.1~N0.48
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(2) digitalまいど第19号 ちょっと気になるあの言葉 ブロードバンド時代 高速・広帯域 Broadband Period1ドメイン 領域 Domain2多機能化携帯電話 便利 Many Functional Portablephone3明けましておめでとうございます。 digitalまいどのレギュラー陣の主役としては、今年もしっかりガンバルわ。何しろ今年の私は今までにないイメージチェンジするもの。もう、無敵ね!(でも今までみたいに仲良くしてもらえるかちょっと不安?) リンゴ ※1:一般的に従来の56kbps、ISDNで64kbps以上 ※2:現在ユーザー数22万人にまで普及 年々高速化する昨今のデジタル通信網。中でも放送や通信に利用できるバンド幅の広い通信帯を、ブロードバンド※1 と呼びます。昨年5月に登場したNTT「フレッツ・ISDN」により、個人の常時接続(帯域最大64kbps)が身近※2 になり、さらに高速・広帯域の常時接続であるCATVインターネットもユーザー数26万人となり、一般家庭にもブロードバンド化の兆しが見えてきました。そして2001年、ブロードバンド時代の到来を誘発すると言われているのが、今もっとも注目される『ADSL』(非対称型デジタル加入線)です。 ADSL(asymmetric digital subscriber line)は、新規に回線を引き込まず、既存の電話回線を使用して高速なデータ伝送を可能にする技術で、ISDNのおよそ10倍の高速化を実現。音声通話などで通常使用しない高い周波数帯域を利用し、下り方向で512kbps~1.6Mbps、上り方向で200kbps~768kbpsの通信が可能で一般家庭にある既存の電話回線がそのまま使えます。ホームページなどを見る速度はISDNの約8倍、しかも常時接続でインターネットに接続しながら電話も利用できる優れものです。米国では以前からこの技術が普及し、ADSL技術とデジタル映像圧縮技術、MPEG-1(転送レート1.5Mbps)を利用して、電話サービスと共に好きな映画を呼び出して視聴できるビデオ・オン・デマンドを提供しています。日本では99年12月に試験サービスが開始されて以来、ベンチャー系通信事業者がASDL事業に参入。昨年9月からは各業者による本格サービスが開始され、同年12月にはNTTによる「フレッツ・ADSL」が首都圏でスタート。徐々にサービスエリアが拡大され、2002年までには全国の主な都市に普及する予定です。ASDLは次世代常時接続の本命と言われ、現在のISDNやCATVからの乗り換えが予想されています。  一方ISDNは、既存のN-ISDN(Narrowband-ISDN)のさらに上を行く、次世代ISDN、B-ISDN(Broadband-ISDN)がすでに姿を現しており、光ファイバ網とSDH、ATM技術をベースに、155~622Mbpsという驚異的な高速インターフェイスで通信内容に応じて伝送速度を可変できるという柔軟性も備えています。豊富なサービスが可能な、この次世代通信網も今後に期待されています。日本のネットワークインフラはこれからですが、ADSLやB-ISDNが普及し、さらに近い将来、各家庭に光ファイバーが敷かれると、本格的なブロードバンド時代が到来します。そうなれば、TV放送もインターネットでの配信が可能となり、インターネットがさらに違ったものに進化するでしょう。(S.K) 皆さんは、どのようなドメインをお使いですか?ドメインとは、インターネット上で使われる住所のことです。ホームページアドレスや電子メールアドレスで使われている「○○○.com」の部分のことをいいます。一概にドメインと言っても「.co.jp」や「.com」、「.to」など色々なものがあります。その他、昨年11月10日に「日本語.com」の登録が開始されました。たとえば、山田太郎.comといったドメインが可能になります。また、インターネットのドメイン名やIPアドレスの割り当てを管理する国際組織ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、次の新たに7つのドメインを追加することを決めました。今回追加されるのは「biz」「info」「name」「pro」「aero」「coop」「museum」です。 現在、秩序のないドメイン争奪戦に突入しており、日本国内初判決で信販会社の訴えを認める判決が下り、富山県のリース会社が使用していたドメインの使用差し止め請求を認められました。今後、既に取得されているドメインであっても、競合するドメインと混同し、著しい不利益(不正競争行為)をもたらすような場合にこのような訴訟が増えるかもしれません。(T.K) 今やメール機能・Web閲覧機能があたりまえになりカラー液晶が主流となりつつある携帯電話は、21世紀に向けてさらなる機能を追加してきました。音楽データを圧縮できるMP3形式が普及し、比較的容易にダウンロードができることから、メモリカードを備えた音楽再生機能付き携帯電話が登場。また撮影した画像をメールに添付してそのまま送ったり、待ち受け画面に使用するのに便利なデジタルカメラを搭載した携帯電話などです。すでに昨年末から各社より発売されているので、現在ご使用中の方もいらっしゃると思いますが、使い心地はいかがでしょう?またNTTドコモからはJava機能搭載の携帯電話の発売が予定されています。Javaとは、動きのあるホームページを作る際に用いられるプログラム開発言語であり、これを利用できる携帯は、様々なサービスを受ける事ができます。具体的にはパズルやRPGゲームなどがダウンロードできたり、株価チャートや道路渋滞情報がリアルタイムで更新されながら表示できたり、企業が営業支援ツールとしてイントラネットで使用したりと様々な展開

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