デジタルまいど No.1~N0.48
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(1) ◆ちょっと気になるあの言葉◆ 発行/〒557-0063 大阪市西成区南津守7-15-16 TEL:06-6652-8000(代) FAX:06-6652-8894digitalまいど 編集室 ホットラインMAIL:ksiinfo@ksinet.co.jp「digitalまいど」のバックナンバーはホームページでPDFファイルにてご覧になれます。また、印刷物をご希望の方は編集室までご連絡下さい。 ホームページアドレスはこちらです! http://www.ksinet.co.jp/ No.18digitalまいど第18号 発行日:2000年(平成12年)11月10日(金曜日) 〈パソコン、携帯電話、BSデジタル放送〉 インターネットが日本国民の一部に普及した現在、パソコンを使える人はその双方向通信の特性を生かして、料理のレシピやアイドルの画像を含め、世界の膨大な情報を手軽に好きな時間に手に入れることが可能となりました。2000年12月に本放送が開始されるBSデジタル放送ではパソコンが使えない人でも、用意されるテレビ放送とデータ放送の中から必要な情報を選択して情報を受取り、さらに情報を発信するインフラが用意されます。BSデジタル放送の開始によって、テレビは家庭でのショッピングを実現するEC端末に変化していくための第1歩を踏み出し、パソコンと携帯電話に並んで、個人ユーザーにECサービスを届けるための主要なチャンネルになるでしょう。 〈各放送の特徴〉 まず従来のテレビ、BSアナログ放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送の違いを見ておきましょう。 ■従来のテレビ 地上から発信した電波(地上波)を各家庭のアンテナで受信します。地球が丸く、地上には山や建築物などの障害物が多いため、1ヶ所から発信した電波を日本全国で受信することは不可能なので、全国放送を行うためには日本各地に地方局を設ける必要があります。 ■BSアナログ放送 地上の放送局から発信された電波をBS(放送専用人工衛星)で受信し、人工衛星から地上に向けて再発信します。電波が上空から来るため、山や建築物などの障害物に関係なく広範囲で受信可能です。人工衛星が1機あれば全国放送が可能となり地方局を必要としません。ただし、人工衛星から来る弱い電波を受信するために、専用のパラボラアンテナが必要となります。 ■BSデジタル放送 2000年12月から始まる放送で、地上の放送局から発信されるデジタル化した放送波を2000年10月に打ち上げられた新しいBS(BS-4後発機)が中継して、地上に向けて発信します。デジタル化の大きな特長の一つは、データを圧縮して電波の有効活用ができるようになり、一挙に多チャンネル放送が可能になることです。また、デジタルですので高画質・高音質をそのままお茶の間で再現できます。データ放送が実現することも大きな特長です。放送局とBSデジタル放送受信機を結ぶ通信回線は2種類で、放送局から受信機へ一方向にデータを流す衛星回線と、双方向通信ができる電話回線があります。放送局への情報発信は電話回線が使用されます。 ■CSデジタル放送 2001年後半に始まる放送で、BSデジタル放送用衛星と同じ方角(東経110度)に打ち上げられるCS(汎用通信衛星)を使用し、映像・音声などのデータをデジタル化し、周辺機器の大幅な小型化を実現。専用の放送衛星を必要とせず、CSの一部を間借りするだけで多チャンネルの放送が可能となります。すべてのデータをデジタル化するため、テレビ放送だけではなくコンピュータや通信機器との融合が可能となります。 ※この他、2003年から地上波放送のデジタル化も始まり、全ての放送がデジタル化されて、2010年にはアナログ放送はなくなる予定です。 〈魅力的なBSデジタル放送〉 BSデジタル放送では、ハイビジョン放送と標準画質のテレビ放送、データ放送、音声だけのラジオ放送の4種類が視聴できます。 ■テレビ放送 テレビを放送するのは、NHK、民放キー局系列のBS専門局5局、それにWOWOW、映画専門のスターチャンネルの計8局。チャンネル数は、ハイビジョン7、標準画質3の計10チャンネルとなります。民放系の5局は無料放送ですが、WOWOWとスターチャンネル、NHKは有料。NHKの受信料は、アナログBSと同額の受信料で、現在のBS視聴者はそJQA-QM4518BS デジタル 放送 BS デジタル 放送 BS デジタル 放送 おかげさまで弊社は、2000年3月にISO9002の認証を取得することができました(JQA財団法人 日本品質保証機構)。そして10月10日には認証取得後はじめての定期審査も無事終了いたしましたが、これからが本当の意味でのスタートだと認識し社員一丸となって努力してまいります。今回、弊社におけるISO認証取得の経緯と取得後の変化についてご報告させていただきます。 ● ISO9002導入の目的 平成11年6月に一部部門を除きISOの導入を決定し、「お客さまニーズに対応した信頼される製品つくり」をスローガンに全社的な品質管理に取り組むことを目的としています。 ● 品質保証専任部門の設置 これまで品質管理については基本的には工務部が主導で管理し、詳細は各部門でそれぞれの品質基準を設けて品質管理を行ってきましたが、ISO9002の導入に際して品質保証部を新たに設置し一貫した管理体制で行っております。 ● 認証取得後の数字的効果 ミス発生件数を例に取ると、平成12年度の発生件数は、平成10年度に比べて64%、平成11年度に比べて90%に減少する見込みで、特に作業手順書の遵守により格段のミス削減に寄与いたしております。 ● 従業員の意識 品質保証はお客様に対し責任ある製品を納入することであり、ISOでは各工程における生産管理責任の所在を明確にすることになります。これについてケーエスアイでは、次行程に責任ある製品を引き渡すことを目標に、「次工程はお客様である」という意識が定着してきました。 (次ページへつづく) 国内の累積ISO9001/9002認証登録件数 (作図:ISO World) この内、印刷業のISO9000認証取得企業は2000年8月現在、全国で163社で株式会社ケーエスアイは125番目の取得企業になります。 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 01990年 1月 1991年 1月 1992年 1月 1993年 1月 1994年 1月 1995年 1月 1996年 1月 1997年 1月 1998年 1月 1999年 1月 2000年 1月 ISO9001 認証取得第1号 1989年11月

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