デジタルまいど No.1~N0.48
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◆ちょっと気になるあの言葉◆ 発行/〒557-0063 大阪市西成区南津守7-15-16 TEL:06-6652-8000(代) FAX:06-6652-8894digitalまいど 編集室 ホットラインMAIL:ksiinfo@ksinet.co.jp「digitalまいど」のバックナンバーはホームページでPDFファイルにてご覧になれます。また、印刷物をご希望の方は編集室までご連絡下さい。 ホームページアドレスはこちらです! http://www.ksinet.co.jp/ No.17digitalまいど第17号 発行日:2000年(平成12年)9月1日(金曜日) (1) 『ITって何!?』 デジタル時代の今、社会の動きはめまぐるしく新しい言葉もどんどんと出てきます。最近では、新聞や雑誌等でよく見かけ気になっている方も多いと思われる言葉に『IT(アイ・ティー)』なるものがあります。一昔前に流行った異星人と地球人の交流を巨匠スピルバーグが描いたあの有名な映画と名前が似ていますが・・・、ITとは『Information Technology:情報技術』の略語で、コンピュータ先進国の米国から来た言葉です。コンピュータや通信技術を利用し、あらゆる情報を効率よく、且つ効果的に活用するシステムの事を言います。現在ではその代表例として、ITに革命をもたらしたと言われるインターネットが挙げられますが、社内LANやもっと広域なWAN等、情報を共有して活用している仕組みには従来から様々な形があります。これらを総括してITと呼べるでしょう。 『身近なITとは』 では現在『IT』が私達にもたらしてくれる恩恵って何でしょう。やはり身近な例で考えると筆頭に挙げられるのはインターネット通販ですね。体験した人も多いと思いますが、(ちなみに私はプレステ2を買いました)自宅にいながら商品を閲覧でき、欲しい物があればそのまま注文できるのはやはり便利です。最近では商品の受け渡しも宅配便でのお届けから、コンビニでの受け渡しに変わってきました。eショッピング・ブックスでは140万点にもおよぶ日本の書籍データから買いたい書籍を選ぶと、最寄りの「セブンイレブン」に届けられ、そこで料金と引き替えに本を受け取る仕組みを採用したり、「ampm」では、電話で注文できるデリス便の注文をインターネットに置き換えた「デリス便オンライン」を実施。家にいながらコンビニの商品が発注できるこのシステムは、東京都千代田区のみと言わずぜひ全国展開してもらいたいものです。 インターネット上で銀行取引ができるインターネット・バンキングも要注目です。国内では1997年に住友銀行がサービスをはじめたのをきっかけに、ほとんどの大手銀行が参入。そのサービスは、銀行によってバラバラですが、コスト削減による効率化により、全国のATM出金手数料が無料であったり、預金の金利が通常の2倍等の目を見張るものも出てきています。 『そしてITは新しい局面へ』 ビジネスにおいて、今やコンピュータは不可欠の物となり、社員一人にパソコン一台の会社も珍しくなくなってきました。当然IT革命の源たるインターネットのプラットフォームはコンピュータが主流です。でもここに来て少し様子が違ってきたようです。もっと身近に個人レベルで考えればどうでしょう。確かにパソコンは一般家庭にもかなり普及し、以前より身近なものとなってきました。しかし、これを追い越すITのプラットフォームとして期待されているのが皆さんの手元にある『携帯電話』なのです。NTTドコモが昨年2月に発売した「iモード」に代表されるモバイル機能を持つ携帯電話は、従来からの小型で安価なボディと簡単な操作性でインターネットに繋げられる事を武器に破竹の勢いで広がり、このIT革命の主役の座に躍り出ようとしています。特にその代表格iモードは今年8月には1000万人ユーザーを突破しており、モバイル・インターネットの主流となっています。 『モバイル・インターネットが  もたらすITって? 現在編』 さあ、このコンピュータより敷居が低く、馴染みがある携帯電話で具体的には何ができるのでしょうか?現在はまだまだ革命と呼べる程ではありません。皆さんもご存じかと思いますが、E-メールのやり取りができたり(現在はこれが主なのかな?)、インターネットで携帯電話用のページが閲覧できたり、チケットの予約や預金残高照会や振込手続き等が可能です。また、社内イントラネットへアクセスして、スケジュール管理や社内メール閲覧なんかにも使用されています。そして来年には次世代携帯電話が登場、動画が送れるようになるなんて事も言われています。でも、実は携帯電話はもっと多機能なものになると期待されているのです。 『モバイル・インターネットが  もたらすITって? 未来編』 自分や通話相手が今どこにいるかが地図表示される機能(老人の徘徊の予防や、迷子予防に一部地域でサービス実施中)や、インターネットからダウンロードした音楽をそのまま携帯電話で聞くなんて事がすぐ先に見えていますが、何と言ってもすごいのがヨーロッパで絶大なシェアを誇るノキアがすでに実用化している携帯電話です。なんと携帯電話で自動販売機のコーヒーが買えるのです。自販機の前で携帯電話のボタンと押すとネットワークに繋がり、指定したコーヒーが出て来るのです。しかも、気になるコーヒー代は携帯電話料金と一緒に徴収される自動決済システム。この電子決済システムが完備されれば、自販機のみならずあらゆるシーンで用いられ、キャッシュレスの時代が本格的に到来するのではないでしょうか。また個人情報はこの小さなボディに集約され、すべての情報の端末となり、これ1台もっていれば他は何も要らないといったパーソナルアイデンティティと成りうる可能性があります。 この先、どういった形になって行くか、まだまだ予断を許さないこの『IT革命』ではありますが、我々の生活に多大の影響を与えるのは明らかであり、この『IT時代』にうまく乗れるか、乗り遅れるかで日々の暮らしの便利さが全然違ってくると思います。 ■オンラインショッピングの決済方法 銀行振込 買う側は商品を注文してから代金を振り込み、店舗側は入金を確認してから発送する。といったスタイル(あるいは代引き)がいまだに多い。リスクは低いがオンラインで買い物をする意味があまりない方法といえる。 クレジット カード クレジット番号を入力することで決済手続きは完了。商品の代金はカード会社から請求される。銀行に行くなどの手間はないが、ネット上に流れたカード番号がハッカーによって盗まれる恐れがないとはいえない。 電子マネー 最近、利用者が増えているのはもっぱら少額の商品代金を支払うための電子マネー。プリペイドカードなどを買う手間がかかるが、安全性が高く手軽。「どこでも使える汎用性」が今後の課題といえる。 その他 プロバイダーによってはユーザーIDの入力だけで代金決済のできる独自の方法を提供しているところもある。その場合、代金はプロバイダーの利用料と一緒に請求される。特定のネットワーク内でしか使えないのが難点。 JQA-QM4518

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