デジタルまいど No.1~N0.48
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digitalまいど第2号発行日:1997年(平成9年)11月1日(土曜日)まど香リンゴ教授まど香教授私、最近雑誌を読んでインターネットをはじめたんだけど、ホームページを見るだけしか使ってないの。私もそれだけにしか使ってない…。そうだ!教授に聞いてみよう。教授!インターネットという言葉はインター(世界中につながっている)ネット(ネットワーク)という意味だよ。そのネットワークに接続するサービスを提供するのがプロバイダーでプロバイダーと契約すると、ホームページやニュースをみる、自分のメールアドレスをもらえる、この三つの事ができるようになるんだ。それに、二人がまったく別のプロバイダーに加入していても、お互いのプロバイダーに登録してあるホームページをみることもできるし、相手のメールアドレスあてにメールを送る事もできるんだよ。それじゃ教授、今度東京に遊びに行くんだ。それで東京からまど香ちゃんにインターネットでメールを送ろうと思うんだけど、私のパソコンとリンゴちゃんのパソコンって機種がちがっても大丈夫かな?そうだね。リンゴちゃんのパソコンはMacintoshだし、まど香ちゃんはWin- dowsパソコンを持っているから機種も違まど香リンゴうしOS※注もちがうね。でも、インターネットのメールはね、WindowsパソコンでもMacintoshでもインターネットを開設している人、つまりプロバイダーと契約していれば違うパソコン・OSなどの使用環境が違ってもお互いにメールを送ることができるよ。わかったわ。それじゅリンゴちゃん、東京からメール送るからメールアドレス教えて!OK。アドレスは「ringo@apple.or.jp」よ。登場人物のプロフィール(ちょっと変わってるよ)◆プロセッサー教授(26歳)アメリカのシリコンバレー生まれ、犬猿の仲のまど香ちゃんやリンゴちゃん達を眺めながら、「どっちが美人か?」と考えている。◆まど香(年齢不詳、改名して3年)整形手術を行った際に、名前を変更して「まど香」となった。最近、「私、リンゴと仲良しなの!」と、金欠のリンゴに資金援助をした。◆リンゴ(20歳)この頃、「私のブランドまねないで!」と自分と同じ服を着ている新入社員達に怒って、周りのヒンシュクをかってしまったけど、やっぱり熱烈な隠れファンがいるという噂も。最近のパソコン業界の「ウインテル派」と「反ウインテル派」との勢力争いは政界での自民党の各派閥争いに似ているような気がします。「どこの派閥に何人議員がいる。」というふうに「アップル社がマイクロソフト社に白旗を上げた」というニュースで「アップル社が反ウインテル派からウインテル派に」というような噂を流し、数の論理で物事を計っていると思います。それで、テレビ・新聞などで見た一般の人々は、実際の商品の善し悪しではなく「市場に何パーセントのシェアを持っている商品だから善い物だ。」という錯覚をしがちですね。私は「自分にとって使いやすいコンピュータ・アプリケーションを使うことが一番いいのに。」と思います。ただ、悲しいかな「ウインテル派と反ウインテル派」の動向も、ちょっと気になったりします。情報過多の世の中で、素晴らしい物を見つけることは本当に難しくなってきました。この「デジタルまいど」が、皆様の少しでもお役に立てばと思い、この第2号をお届けします。●「digitalまいど」に関するご意見、ご感想は、 株式会社ケーエスアイ「digitalまいど」編集室係 (E-mail: ksiinfo@ingnet.or.jp)までどうぞラグンンキラグンンキ第2回このコーナーは、いま皆さまの身近にあるWindowsとマッキントッシュというコンピュータでの、素朴な疑問などを、プロセッサー教授がズバッと解決するというコーナーです。まど香、リンゴちゃんにメール遅れるの?!プロバイダーとは、インターネット接続提供業者。例えば、Aプロバイダーにリンゴが加入するとしよう。Aプロバイダーのホームページを見るのはもちろんの事、他のB~Hプロバイダーのホームページだって見れるし、Bプロバイダーに加入しているまど香さんにメールを送ることもできる。銀行に例えるともっとわかりやすい。A銀行のリンゴさんの口座からB銀行のまど香さんの口座にお金を振り込む事が出来るし、E銀行からまど香さんがお金をひきだす事もできる。インターネットでも、ほぼ意味は同じ事。もう一度言うと、プロバイダーに加入したら世界中のホームページをみれるし、世界中に  メールも送れるのだ。DTPにはAppleという常識を世の中にしらしめたMacintosh Ⅱ(当時、RAM8MB/HD100MBでなんと200万円ぐらいと記憶している。もちらん本体のみ!)の大阪第1号機のユーザとなったIさんに「Macを使うならこれ!」というフリーウェア/シェアウェアを選んでもらいました。●第一位●Kaleidoscope 1.7.2(Shareware/$20us)Greg's Buttons、Aaronを継承するソフトウェアで他のMacと同じじゃイヤとゆ~見栄Macユーザーのためのユーティリティ。影の付いたアップルメニューやメニューバーから、3Dライクなコントロール類やファインダ上のアイコンにいたるまで徹底的にカスタマイズしてしまうのはもちろんのこと、フォルダの色やチェックボックス、ボタンも何種類か用意されている。最新版はMacOS8にも対応しているので、オリジナルにこだわる人にはオススメ。●第二位●File Buddy 4.2.2(Shareware/$35)もともとはファイルやフォルダの情報に関するユーティリティだったが、1.ファイルやフォルダの情報をかきかえる。2.細かい設定でファイル検索を行う。3.ファイル名の変更。4.クリップボードのPICTからカスタムアイコンを作る。5.エイリアスを作る。6.空のファイルやフォルダ、迷子のエイリアスを探し、エイリアスをつなぎ直す。7.デスクトップを再構築する。8.ファイルの移動、コピー。9.リソースフォークの削除。など、様々な機能を追加し”かかってきなさい!”状態のハイパワーソフトウェアです。(日本語版アリ)●第三位●ShrinkWrap2.1(Shareware/$20or非商用使用はFreeware)各種タイプのディスクとディスクイメージファイルを扱うための大変有用なドラッグ&ドロップユーティリティ。Macに差し込んだフロッピーをフォーマットやデータの書き込み方まで全く同じにコピーしディスクイメージというファイルにします。またフォルダを指定してディスクイメージにすることもできます。しかも、Finder上にフロッピーを複数差し込んだようにでき、インストールに大量のフロッピーが必要なソフトウェアなどでフロッピーの差し替えがいらず、とっても便利です。●番外●Default Folder 2.7.6(ShareWare/$25US)ファイル管理をもっと楽に操作できるようにファイルダイアログボックスを拡張するコントロールパネルです。互換性やメモリ・CPUへの負担をかける余分な機能を持ちません。しかもMac OS8に対応しOS7以上で稼動する全てのMacintoshで使用可能です。登録者は無償アップグレード付き。(日本語版アリ)GoMac 1.3.1(ShareWare/$19.95US)デスクトップの最下段にWindows95のタスクバーができて使用中のアプリケーションが表示され、そこでアプリケーションの切り替えが可能です。また、Startメニュー(ほんとにWindows95(^_^;))からドキュメントを開いたり、設定を変更することが出来るほか、Findに使うプログラムをして出来ます。(今回の第一位のKaleidoscopeを使ってFinderなどをWin- dows95に指定すれば、これであなたもリッパなWin- dowsユーザーだ?)NoWNoW二人は、インターネットの事を教授に話しました。※注: OSとはパソコンを動かす基本ソフトの事。   Mac OS、Windows95などが有名。●この印刷物は再生紙を使用しています。このコーナーは、公的な圧力にも辞さずに個人的な視点で毎号違ったテーマを設けてランキングを付けてゆくといったコーナーです。

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