デジタルまいど No.1~N0.48
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Web-EDI にすすむEC インターネットで本格的な商取引が始まろうとしている。ECとはインターネットを通じて商取引を行う仕組み。この仕組みは2つに大別でき、企業間EC(BtoB : Business to Business)と消費者向けEC(BtoC : Business to Consumer)とがある。中でも企業間ECが急激に拡大している。98年の企業間ECの市場規模は既に8兆6200億円に達しており、2003年には68兆4000億円を上回るとされている。 これは、従来の高額な専用システムを利用した企業間取引が、安価なインフラでできるインターネットで行うように変わって来たからだ。インターネットを利用しての取引はWeb-EDIと呼ばれるが、以前は専用回線や異なるデータ形式などの問題で、受発注のデータを自動で処理できなかった。しかしインターネットが登場して回線の問題は無くなり、XML(eXtensible Markup Language---タグを持つテキスト形式であり、異なるソフト間でのデータ取り扱いが可能)の登場によりデータ形式の問題も克服された。だから今、XMLを利用したシステム構築がWeb-EDIの普及を加速させている。 今までは、部品・資材の調達をするには、設備投資や運用コストが高いため、中小企業ではEDIシステムを導入できない場合が多かった。つまり、優秀な製品を供給できる企業であっても、小さい企業では設備導入コストを出せなかった。また、不定期・小額決済の商取引には運用コストがネックになっていた。 しかしWeb-EDIはこれらのコスト面の壁を解消した。また、電子メールやWWWのそれぞれ固有のデータ形式では、取引情報の管理が困難であったが、XMLを採用することによりWeb上のデータを構造化し、管理を自動化することが可能になった。 そして、インターネットを用いれば、運用コストが安価で済むだけでなく、多くの企業と消費者が幅広い条件で自由な取引を行うことができる。 今後は、より良いものをより効率的に供給するために、企業同士のつながりを強化していくためにインターネットが活用され、BtoB・Bto Cの商取引だけでなく、消費者や顧客情報を吸い上げ、消費やニーズに合った商品開発やマーケティングにも活用されるBtoBtoCのECに発展していくことだろう。 このコーナーでは皆さまにデジタル化を推し進めてゆくためにお役に立つ情報を紹介します。 digitalまいど第14号 インターネットでショッピングやお店の予約ができる時代になりました。アマゾン・コム(多数の製品をネット販売している会社)は昨年特に話題になりました。また調べたいことがあればインターネットでさがせます。私自身もその便利さを享受している今日この頃です。もしオンラインショッピングを試したことがないなら、一度ご自身で試してみて下さい。 「EC (Electonic Commerce)」という言葉もかなり知られるようになりました。テレビCMでも「eコマース」という言葉をよく耳にします。もはや誰でも知っていますが、インターネットでビジネスができるのです。立地条件に左右されず、企業規模も問題ではありません。そして世界中を相手にビジネス展開できるのです。さらに異業種からの参入がしやすいというメリットもあります。 弊社では「EC事業」を今後の事業展開の柱と考えています。お客様の「EC事業」をサポートしていくために、例えば次のようなサービスを行っております。 ●プロバイダとの契約代行・ご紹介 ●レンタルサーバーの取り扱い ●ホームページ作成 ●システム開発 ●データ入力作業 ●ホームページPR用ツールの作成(印刷物) ●Web-approrchのご提案(ホームページへ自動的にジャンプするプログラムの入った、弊社開発のフロッピーディスク) またホームページと一言で言っても、 (1)デザイン重視 (2)Web上でデータベースを構築 (3)予約や注文などのビジネスを行うためのCGIなどのプログラム と目的に応じて様々です。今回のこのコーナーでは主に(3)に関する内容ですが、弊社ではいずれのサービスも行っております。 余談になりますが(2)の例としては ◆大量のマニュアルの在庫をかかえており、PDFデータにしてWebで閲覧したい場合 ◆アプリケーションソフトを用いたデータ検索システム などがあります。 もしもECでビジネス展開をしようとお考えであれば、一度弊社にご相談下さい。具体的に話がすすんでいる場合でも、全く何もすすめていない場合でもかまいません。「こういうことがやりたい」というアイデアがあれば、協力させていただきます。またご予算内でどのようなことができるかも提案させていただきます。 通信料金も下がってきており、家庭でのインターネット利用者が今年から来年にかけて大幅に増えて来ると見込まれています。またY2K問題も一段落ついた今、ECの導入を考えられる企業が増えて来ています。ECを始めるなら、出来るだけ早く取りかかった方が大きい効果を生み出します。 弊社では「お客さまのこころを大切に、お客さまの経営のお役にたつために、お客さまのお客さまによろこばれるように」の信条のもと、お客様に本当に満足していただける製品づくりを続けています。一度お声をかけて下さい。 NOWPRINTING(2) デジタル営業部 廣 瀬 正 典 〈お問い合わせは106-6652-8081まで〉 皆さまもこれをお読みになって興味をもたれたら、弊社にご連絡下さい。 ちょっと気になる PRODUCT●企業間(B to B)ECと企業・消費者間(B to C)ECの概念図 いよいよ平成12年3月4日に話題の「PlayStation2」が発売。その商品展開も然ることながら今後のEC展開に向けてソニースタイルドットコム・ジャパンを設立。2月1日にはe-コマースサイトの「ソニースタイル」を開設した。ホームページアドレスは、http://www.jp.sonystyle.comです。はたしてSonystyleは流通のスタイルを変えるか?そして「PS2」はECを一般消費者まで浸透させる先兵となることができるのか? 企業間EC情報の流れ 情報の流れ モノ・カネの流れ 情報の流れ モノ・カネの流れ 情報の流れ モノ・カネの流れ モノ・カネの流れ 企業・消費者間ECメーカー ディーラー 小売店 一般消費者 一般消費者 一般消費者

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