デジタルまいど No.1~N0.48
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digitalまいど創刊号発行日:1997年(平成9年)9月1日(月曜日)リンゴ教授リンゴ教授教授、まど香ちゃんに「キャンプの連絡」のデータを渡したいのだけれど、どうしたらいいのかなぁ?そうだなぁ、まずフロッピーで渡すのが絶対確実で、そのフォーマットを2DDなら720KB、2HDなら1.44MBでウインドウズ・フォーマットすることだよ。次に、まど香ちゃんに渡そうとするデータはどんなアプリケーションで作ったものかなぁ?まど香ちゃんに、そのアプリケーションを持っているかを聞いてみることだよ。フロッピーに2DDと2HDの2種類があるなんて知らなかった。下の図で説明するので見れば分かると思うけど。リンゴリンゴまど香リンゴ教授リンゴわかったゎ、教授。まど香チャン、「キャンプの連絡」のデータをマイクロソフトワードで作っているのだけど、まど香チャン、そのアプリケーションを持っているかなぁ。ええ、マイクロソフトワードなら、持っているよ。教授、まど香チャンはそのアプリケーションを持っているって。それではさっき言った、フロッピーのフォーマットさえ間違わずに、そのままマイクロソフトワードでフロッピーに保存して、まど香ちゃんに渡せばいいよ。は~い。登場人物のプロフィール◆プロセッサー教授(26歳)アメリカのシリコンバレー生まれ、犬猿の仲のまど香ちゃんやリンゴちゃん達をなだめながら、「めげた」と言いながらも楽しんでいる。◆まど香(年齢不詳、改名して3年)以前ドス子と呼ばれていたが、整形手術を行った際に、名前を変更して「まど香」となった。「私はこの会社に、こんなにファンがいるのよ」と数の論理で押し切る事も多い。◆リンゴ(20歳)この頃、「私ってどのようになっていくの?」とちょっと不安になっている。だけど、社内には熱烈な隠れファンがいるという噂も。われわれは今、新産業革命とも呼ばれる大きな変革の中に生きています。この大きな変革を乗り越えるためのキーワードは「コンピュータ」ではないでしょうか。1971年に、シリコンバレーのインテル社から発表されたわずか12平方ミリメートルのチップからすべてが始まりました。始めは、簡単な卓上の電子計算機に利用され、今では、ありとあらゆる工業製品だけではなく、私たちの身の回りの電化製品の中にまで収められています。また、その性能は飛躍的に向上し続けています。それらを有効に活用する為には、最新の情報をキャッチし、「これは有益な情報であるのか」をフィルターにかけ、その情報を活用することが大切です。高度に発達した情報化社会に生きている現代人は、まさに情報の海原を航海していると言っても良いのではないでしょうか。本誌では、そんな時代の先端で活躍されている方々に、次に目指す先を決定する際の情報や、ちょっとしたブレークタイムをお届けできればという思いをこめて創刊いたしました。皆さまのお役に立てれば幸いです。なお、本誌は今後2カ月ごとの隔月誌として発行します。今後とも末永くご愛読下さいますようお願いいたします。また、今後の紙面作りに反映させたいと思いますので、取り上げてもらいたい記事内容などがあれば、ぜひ当編集室へお寄せ下さい。また、「digitalまいど」に関するご意見、ご感想もお寄せ下さい。7月に株式会社ケーエスアイのホームページがリニューアルいたしました。「digitalまいど」ともども、よろしくお願いいたします。(http://www1.ingnet.or.jp/ksi/)株式会社ケーエスアイ 代表取締役社長南 貴夫●「digitalまいど」に関するご意見、ご感想は、 株式会社ケーエスアイ「digitalまいど」編集室係 (E-mail: ksiinfo@ingnet.or.jp)までどうぞラグンンキラグンンキ第1回このコーナーは、いま皆さまの身近にあるWindowsとマッキントッシュというコンピュータでの、素朴な疑問などを、プロセッサー教授がズバッと解決するというコーナーです。リンゴ、まど香ちゃんにデータ渡したいの!フロッピーの右下に穴が開いているのが2HDのフロッピーWindowsとMacintoshでデータを相互に持っていく時に気をつける事●メディアは、3.5インチのフロッピーディスクの2DD、2HDが一番確実。フォーマットは2DDが720KB、2HDが1.44MBのDOSフォーマット(Windows通常フォーマット)。●データ互換のためのファイル形式は、お互い共通のアプリケーションで作ったデータの場合、基本的にそのままの形式。但し、バージョンには気をつけること。同じアプリケーションを持っていないときには、文書はRTF(リッチ・テキスト・フォーマット)形式で、グラフィックデータはTIFF形式か、JPEG形式にすること。但し、アプリケーションによっては、他のアプリケーションで作ったデータも扱える事もある。●書体形式は基本的には互換性がない、自分のアプリケーションで再度指定することになる。また、Windows用とMac用の両用のフォントも市販されているので、それを購入することも一つの手段です。このコーナーは、公的な圧力にも辞さず個人的な視点で毎号違ったテーマを設けてランキングを付けてゆくといったコーナーです。今号ではアップル社より発売されてからMacintosh一筋15年のユーザであるMさんが、Macintoshを扱った雑誌にスポットをあててランキングします。●第一位●Mac Power(アスキー、980円前後、月刊)専門月刊誌の中では値段が安く、毎号CD-ROMが付録されていて”お買い得”。毎月この雑誌に連載されている「Load Testだよ、全員集合!」を心待ちに愛読している。それに、毎年年末に付いているCD-ROMサイズのカレンダーを私も愛用しています。●第二位●Mac User(ソフトバンク、1200円、月刊)もともとは米国の雑誌なので、ハード・ソフトの商品比較テストは、どこのメーカーにも気を遣っておらず内容も充実している。私は以前この雑誌に載っていた「Mac The Knife」という連載記事を毎号楽しみにしていたのだった。インターネットを利用したメールでの情報提供も行っている。●第三位●Mac Fan(毎日コミュニケーションズ、480円、隔週刊)一時、後発の他誌に押され気味だったが、特集記事の選び方はなかなかのもので面白い雑誌になってきた。広告が多いので市場価格を知るのにはちょうど便利でよい。中央部分の広告を取ってしまうと、薄くなって保管するのに便利だ。●番外●Mac People(アスキー、500円前後、隔週刊)発刊当時は内容になかなかのセンスも見られた、けれどしりすぼみ。表紙に若い女の子の写真を使わないと売れないのか?MACLIFE(BNN、1200円、月刊)少し前まではカタログ雑誌という位置もあったが、最近はその広告も少なく、どんな雑誌になるのやら。日経MAC(日経BP、1500円、月刊)他のパソコン専門の出版社の雑誌とは毎号違った記事の切り口なのだが、ちょっとデザイン・レイアウトがねぇ。新聞社が母体だからしょうがないのかも。バックにM・ソフトの魔の手がおよんでいるのかも?NoWNoW

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