デジタルまいど No.1~N0.48
17/162

No.8発行/〒557-0063 大阪市西成区南津守7-15-16 TEL:06-652-8000(代) FAX:06-652-8894digitalまいど編集室 ホームページアドレス http://www1.ingnet.or.jp/ksi/ホットラインMAIL:ksiinfo@ingnet.or.jp (編集協力/株式会社アクティー)「digitalまいど」のバックナンバーはホームページでPDFファイルにてご覧になれます。また、印刷物をご希望の方は編集室までご連絡下さい。digitalまいど第8号発行日:1998年(平成10年)11月2日(月曜日)皆さまもこれをお読みになって興味をもたれたら、弊社にご連絡下さい。貴方は今の携帯電話に満足していますか?貴方は今の携帯電話に満足していますか?◆ちょっと気になるあの言葉◆携帯電話の加入者数も4000万件を突破し、名実ともに「ひとりに1台」となるのも時間の問題のようです。どこかのコマーシャルのように「みんなを電話にしてあげる」というのもまんざら嘘ではなくなるでしょうか?関西ではNTTドコモ関西(以下ドコモ)、関西セルラー電話(以下セルラー)、ツーカーホン関西(以下ツーカー)、関西デジタルホン(以下Jフォン)の4社がサービスを提供しております。携帯電話が爆発的に伸び始めて約2年たち、端末を買い替えるユーザーが増えてくるころです。今、携帯電話に不満を持っているユーザーは電話番号を変更しても加入する事業者を選び直す時期かもしれません。今回は参考になればと最近話題になっている「cdma One」「パッケージ料金」の2点を取り上げます。◆cdma OneこれはDDI-セルラーグループが国内で最初に導入しサービスを開始。従来、携帯電話が採用しているTDMA(時分割多重接続)方式と違う、CDMA(符号分割多元接続)方式という通信方式を使用している携帯電話です。この方式はもともと軍事技術として開発された無線方式を改良した画期的な方法で、すべてのユーザーが同じ周波数を使用して、ユーザーごとに異なる符号を割り当てることによってチャンネルを区別します。cdma Oneだと「通話品質」が良いのが一番の特徴となっています。従来の携帯電話で問題となっていたビルの高い所や湾岸道路などで発生する、通話品質を落とす干渉波などもこの方式では利用しています。全てのユーザーが同じ周波数を使用しているので、問題となっていた移動しながらの通信時に生じやすかった瞬断のない安定した通信が可能です。それと音声処理技術によって周囲の騒音(バックグラウンド・ノイズ)を低減し、明瞭な通話品質でPHSに近い自然な音質を保ちます。これらの理由でずばぬけた通話品質をほこっており固定電話にひけをとらないといわれています。それに現在の携帯電話の通信速度が9600bps、PHSで最大32kbpsですが初期は14.4kbps、2001年4月には64kbpsのデータ通信が可能になると言われています。まだ欠点もあり、現在は関西、九州、沖縄エリアだけのサービスでそれ以外の地域に行くとアナログで通信しないといけません。今発売されている端末機はcdma Oneとアナログが使えるデュアル端末であり待ち受け時の消費電力が大きく、1日も待ち受けできないケースもあるといわれています。ただ、2001年4月には全国的なサービスを開始する予定で、その時には消費電力を抑えたcdma One専用端末も発表される予定です。◆パッケージ料金携帯電話の事業者各社はここ数年、値下げに次ぐ値下げを繰り返してきましたが、ドコモ以外の事業者各社はこれ以上基本料金を下げる体力は無くなってきています。そこで最近ドコモ、ツーカー、Jフォンが打ち出したのが「パッケージ料金(以下パック料金)」で、ドコモは「おはなしプラス」、ツーカーは「フリートーク」、Jフォンは「こしゃべりプラン」と呼び、内容といえば基本料金を含めて毎月一定額の通話料金の中に数十分の無料電話分を含めたシステムです。パック料金の長所は「パック料金の場合の通話料金は曜日、時間帯、距離に関係なく○秒でいくらという、シンプルな料金体系を採用(ツーカーの場合)して、1ヶ月の通話料金の目安が付けやすいこと」です。ドコモの場合は、無料通話分が通常料金の3割、5割増しという設定になっているため他事業者各社のサービスと比べると実際に割安感が感じられないかも?また、パック料金を導入してなかったセルラーも11月1日から導入することが発表され、いよいよ各社のサービス合戦が始まろうとしています。関東の事業者各社では年間契約で次年度から大きく割安になったり、使った通信料金でポイントが貯まっていき、最新機種や商品と交換できるサービスなどが実施されており、新規加入者獲得だけではなく、加入しているユーザーも逃がさない料金&サービスを実施し始めました。このコーナーでは、皆さまがデジタル化を推し進めてゆくためにお役に立つ情報を、ケーススタディなどを用いて紹介します。●WindowsのDTPのメリットWindowsでのDTPにおけるメリットはまず、お客さま自身がMicrosoftWordやExcel、PowerPoint等を使用して作成した資料のデータがそのままの形で印刷物にできる点です。多少の修正が必要な時もありますが、ほとんどお客さまの作られたデータ通りのものが印刷データとして使用可能です。また、安価で種類の豊富なTrue Typeフォントをそのまま高解像度で出力できるのもひとつのメリットと言えます。●ケーエスアイのWindows DTP当社のWindows DTPではWordデータの面付け出力、PowerPointのカラーデータを4色分版フィルム出力などMicrosoft Office製品を中心に行っています。特にWordでは(株)ACTYが開発したプログラム「New Ensemble」で自動レイアウト化を実現しており、マニュアルなどの多ページに及ぶ冊子等で力を発揮しております。●今後のWindows DTPWordでカラーのフィルム出力や面付け出力が可能になってきたといっても、問題がない訳ではありません。たとえばプリンタドライバのバージョンの違いやそれに伴うフォント、レイアウト崩れの問題、また、課題としてWindows98での検証などが挙げられます。そんな諸問題・課題を試行錯誤しながらトラブルのない制作・出力環境を整えて行かなければなりません。製造本部プリプレス部 橋本浩司

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です