デジタルまいど No.1~N0.48
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(1)発行日:2006年(平成18年)7月18日(火曜日)digitalまいど第45号No.45July 2006 vol.04発行/〒557-0063 大阪市西成区南津守7-15-16 TEL:06-6652-8000(代) FAX:06-6652-8894digitalまいど編集室ホットラインMAIL:digitalmaido@ksinet.co.jp「digitalまいど」のバックナンバーはホームページでPDFファイルにてご覧になれます。また、印刷物をご希望の方は編集室までご連絡下さい。ホームページアドレスはこちらです! http://www.ksinet.co.jp/JQA-QM4518JQA-EM1942ワンセグ最近、CMでお馴染みとなっている新しい携帯端末機(ワンセグ対応)。みなさんのまわりでもそろそろ自慢しながら??持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今号は、そんな携帯端末機の機能であるワンセグについてご紹介したいと思います。ワンセグとは、地上デジタル放送の電波を利用したモバイル機器向け放送の事です。地上デジタル放送の番組が、携帯電話などを使って、外出先・通勤途中で楽しめるサービスです。1セグメント放送、1セグ放送とも言います。2006年4月1日より放送が開始されています。D-pa(社団法人地上デジタル放送推進協会)ではワンセグの下記のようなロゴを作成しています。       なぜワンセグというのか?地上デジタル放送は、1チャンネルの帯域(6MHz)を13個のセグメントと呼ばれる箱に分割して放送を行っています。ハイビジョン放送や複数の番組を同時に送出する編成を行う場合は12個の箱を用いて実施していますが、携帯端末に向けたサービスは、このうち1つの箱(セグメント)を用いて放送することから、「ワンセグ(1セグメントの略称)」として呼ぶことになりました。1セグメント放送のプロファイル(枠組み)は2004年12月にARIB(電波産業会)で策定されました。プロファイルの策定作業では映像へのスクランブルの是非が議論されましたが、策定されたプロファイルでは適用が見送られることになりました。映像の符号化方式にはH.264/MPEG-4AVCを用います。コピー制御はCCI(copy control information)により行います。不揮発性メモリ(NVRAM)に格納されている個人情報へのアクセスについては通信サーバとのやりとりに制限を設けています。アクセス可能なサーバを限定した上で、こうした情報の管理は各系列局で体制を整えます。BML(broadcast markup language)は、HDTV放送用に使われていた関数を一部拡張しオプションを付けました。例えば電子メールを放送局に送信して応募したり、スケジュール帳に番組情報などを追加したりすることが可能になります。GPS位置情報とBMLを組み合わせて最寄りのレストランを表示するといったサービスも可能です。ワンセグの番組は基本的には通常のテレビ受信機向けの番組と同じ内容ですので、普段家庭で見慣れたニュースや天気予報・災害情報を入手でき、お気に入りのドラマ、バラエティ、スポーツ中継を楽しめます。さらに携帯電話の通信機能を使ってインタラクティブサービスが受けられる、ワンセグで地上デジタル放送が、ユビキタス・メディアに変えるサービスなのです。ユビキタス・メディアとは、「いつでも・どこでも・だれとでも」つまりは「いつでも」・・・必要な情報を必要なときに入手、「どこでも」・・・高機能のネットワークを利用し、場所を選ばず情報を入手、「だれとでも」・・・人との関係性が制約されたものではなく拡大していき、知識を共有というサービスになるということです。みなさんも携帯の機種変更をする際は、このワンセグ機能も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?携帯電話でテレビが見られ、音楽が聴ける時代になっていますが、ますます携帯を離せない生活が進んでいくのではないでしょうか?みなさんの中にも携帯電話を忘れて会社に来てしまい、家に帰るまでの携帯がない不安さを持った経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もその一人ですが・・・。

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