デジタルまいど No.1~N0.48
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digitalまいど第44号発行日:2006年(平成18年)5月10日(水曜日)(1)Web2.0読者のみなさんはWeb2.0という言葉をご存じでしょうか?一昨年頃から耳にしている人もいらっしゃるかもしれません。そもそもWebとは?まずはWebと言う言葉の意味ですが、これはネットワーク上の情報をインターネットを使用してアクセスできるシステムのことを言います。簡単に言うと、ブラウザでホームページを見たりする技術のことです。Webとは"World Wide Web"の略語と説明するとピンと来るかもしれませんね。Web2.0の言葉が生まれた経緯昔からこのWebという言葉が一般的に使われてきました。しかし、近年、技術の進歩にともないWebも新しい仕組みになってきました。実はこの新しい仕組みを表現するために生まれた言葉が、Web2.0という言葉なのです。あくまでも概念の話で、実際の仕組みや規格の内容については明確に定義されていないので、そこは注意が必要です。-それでは、Web2.0になると何が変わるのか?-この疑問は、少しずつ解決していくことにしましょう。Webは静的なものから動的なものへ先ほど言ったようにWeb2.0という言葉は、概念的で、なかなか表現しにくいものです。あえて言葉で表現するならWeb1.0が「静的なコンテンツを扱う技術」なのに対してWeb2.0は「動的なコンテンツを扱う技術」と言えます。ここで言う静的・動的というのは静止画・動画の話ではありません。インターネット上に日記を公開するのを例にあげると、Web1.0では日記が置いてある場所をみんなで見に行くのに対して、Web2.0では日記そのものの技術をみんなで共有し、好きな場所に置いて使用します。これは図にすると次のようになります。

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