デジタルまいど No.1~N0.48
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発行日:2004年(平成16年)3月15日(月曜日) ■「digitalまいど」に関するご意見・ご感想は、株式会社ケーエスアイ「digitalまいど」編集室係(ホットラインMAIL:ksiinfo@ksinet.co.jp)まで。 取り上げて欲しい内容や、ちょっと疑問に思ってることなど お気軽にご連絡下さい。 編集後記 digitalまいど第36号 今回の「デジタルまいど」はいかがでしたでしょうか。少しでも身近な話題を、と思い今回は(情報)家電について取りあげてみました。 さて、この「家電」の中でもとりわけなじみ深いモノといえばやはり、テレビ。日本初のテレビジョン受像器が発売されてから70年余り経ちますが、今や携帯電話で受信できる時代です。ハード面だけでなく、BSやCSそしてデジタル放送などコンテンツも充実し、自称テレビっ子(死語)の私にとってはまさに「テレビで見ていたあんな未来」に近づきつつあって楽しいかぎりです。 話は変わって、この号が発刊されるころには、春の足音がすぐそこまでという感じでしょうか。今年の桜の開花予測は3月23日前後(独自調査による)とのことです。「花見いつする?」とか「どこでする?」なんて会話もチラホラ聞こえてきそうですね。私も大のお花見好きで仲間たちと毎年花見をしております。で、いつも考えるのが「桜が好きなのか?それともお花見が好きなのか?」という疑問。結局はお酒も回って「ど~でもえぇやん酒飲めたら」的結論で記憶が途切れます。・・・ということはやはり「お花見」が好きなんでしょうかね。いえいえ、ちゃんと桜も愛でてますよ。 この「お花見」という文化・風習って、日本人特有のものなんでしょうか。世界のお花見事情なんてのも一度調べてみたいものです。リサーチ結果は来年の今頃にご報告ということで。<K.Y> 長かった冬もようやく終わりを告げ、春がそこまでやってきています。花といえば桜を意味し、古来より桜を愛し続け、歌を詠み、国花としてきました。今回は桜の巨木を訪ねて日本を旅することにしました。 岐阜県根尾村-「薄墨桜」 山高神代桜、三春滝桜とともに日本三大桜のひとつ。樹齢1500年ともいわれるこの桜も大正時代の大雪、伊勢湾台風で甚大な被害を受けたが、この名木の枯死を惜しむ人々による様々な施術や作家・故宇野千代さんによる尽力もあって奇跡的に蘇えり、往年の盛観を取り戻した。 つぼみの時は薄いピンク、満開時にはつややかな白い花が、そして花が散る頃には名の由来となった薄墨色になる。樹高16.3m、幹囲9.9m、東西26.9m、南北20.2mを誇る。 アクセス:JR東海道本線大垣駅から樽見鉄道へ乗り換え樽見駅下車徒歩15分 福島県三春町-「滝桜」 梅、桃、桜が一時に咲き誇るから「三春」の名があるといわれる三春町。なかでも滝地区にある三春滝桜は、エドヒガン系のベニシダレザクラで、樹齢は約1000年。大正11年には国の天然記念物の指定を受け、皇居新宮殿正殿の松の間杉戸絵を飾る「桜」(橋本明治画伯)は、この滝桜をモデルとしたことでもよく知られている。樹高17m、幹囲10m、東西22m、南北17mにもおよぶみごとな枝ぶり。 アクセス:東北新幹線郡山駅からJR磐越東線三春駅下車バスまたはタクシー 山梨県武川村-山高神代桜 樹齢約2000年ともいわれるこの桜は、実相寺境内南側にあり、日本一の古さと大きさを持つ桜として有名。日本武尊が東征の帰り道にこの桜を植えたという伝説もある。風雨に曝されて大きく張り出した枝は折れ、幹も途中で折れてしまっており、幹を守るために屋根がつけられている。樹高13.6m、幹囲10.6m、東西27m、南北31.6mの貫禄を示す。 アクセス:JR中央本線韮崎駅から白州行バスで牧の原四つ角下車、徒歩20分。大津山実相時境内。 奈良県大宇陀町-「又兵衛桜」 大坂夏の陣で活躍した武将・後藤又兵衛がこの地へ落ちのび、僧侶となり一生を終えたという伝説が残っており、枝垂れ桜の周りには桃の木が数十本植えられており桜と同時期に開花し、彩りを添える。樹齢300年ともいわれており、樹高13m、幹囲3m。 アクセス:近鉄大阪線榛原駅から大宇陀行きバス「大宇陀高校前」下車徒歩20分 1月末に沖縄では「彼岸桜」が咲き始め、どんどん桜前線は北上を続け、3月末から4月に掛けて本州のほとんどのところで花見を楽しむことが出来ます。その後も北上を続ける桜前線は5月には青森に、そして北海道には5月上旬に上陸。でもゴールとなる厚岸あたりでは6月の声を聞くときもあるそうで、改めて日本列島の細長さを思い出させてくれます。 今回は誌面の都合もあり、たった4ヶ所しか紹介できませんでしたが、桜吹雪の下で盃に花びらを受けるだけではなく、その美しさ、それ故のはかなさなどに思いをはせるのもよいかもしれません。 長かった冬もようやく終わりを告げ、春がそこまでやってきています。花といえば桜を意味し、古来より桜を愛し続け、歌を詠み、国花としてきました。今回は桜の巨木を訪ねて日本を旅することにしました。 (4)

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