デジタルまいど No.1~N0.48
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(2) digitalまいど第36号 HDD(ハードディスク)レコーダー・DVDレコーダーとは? ビデオテープの代わりにハードディスクやDVDを記録メディアとして採用したビデオレコーダーです。基本的な使い方は普通のビデオデッキと同じですが、いくつか録画した物の中から見たい番組を一瞬で検索する機能や、現在の番組を録画しながら以前に録画した番組を再生する機能、また録画しながらその番組の最初から再生をする「追いかけ再生」など、今までにない機能が備わっています。 DVDレコーダーは文字通りDVDメディアに記録をするのですが、ハードディスクレコーダーは一般的にハードディスク自体が本体に内蔵されて取り出せないタイプがほとんどで、ハードディスクの空き容量がなくなった場合は、中のデータを消さないと録画ができなくなります。 最近の主流はハイブリッドレコーダー(HDD・DVDレコーダー) 最近ではハードディスクとDVDが一体となっている物が多いようです。HDD、DVDという2つの記録媒体に録画できるのが最大の特徴です。VHSビデオや単体DVDレコーダーとは異なり、番組はHDDに録画し、必要なものだけをDVDメディアに保存するという使い方ができます。そのため、HDD容量や記録するDVDの種類、不要なシーンを取り除く編集機能やDVDへの書き込み機能が主なポイントとなります。 HDDの容量 HDDの容量が多ければ多いほど、番組を長時間、高画質で保存できます。録画できる基本時間は、80GBのHDD容量で約35時間程度です。ただし、HDDの容量が多いほど高価になります。ハイブリッドレコーダーの特徴であるHDDに録画した番組をDVDに保存できる点を利用した使い方をすれば、HDD容量は80GB程度あればとりあえず大丈夫でしょう。 注意しておきたい対応する        DVDメディア ハイブリッドレコーダーが利用できるDVDメディアの種類は、レコーダーが搭載するドライブによって「DVD-R/RAM」と「DVD-R/-RW」の2つが主流です。一回記録用の「DVD-R」に関してはどちらも同じなのですが、繰り返し記録用に関して分かれており、それぞれ「DVD-RAM」、「DVD-RW」となっております。 DVD-RAMメディアは、カートリッジに入っているタイプもあり、キズや汚れなどを予防できるのが利点ですが、DVD-RAMに対応したDVDドライブ以外では再生できないのが難点です。 一方、DVD-RWはDVD-RAMよりも記録に要する時間が短く、書き込み可能回数も1000回程度で、1万回以上書き込めるDVD-RAMに比べると劣ります。 その他 上記に紹介した以外にも様々なレコーダーがあり、また昨年から開始された地上波デジタル放送により、更に新たな機能を搭載した機器が今後も発表されると思われます。 ーネット上のサービスにアクセスするほうが、パソコンを使うよりも簡単です。情報家電の進歩によって、かつてはまだ実質を伴わない流行語だった“ホームオートメーション”が進展する可能性が高いのです。 情報家電の最先端を行く機器として、ゲーム機とカーナビゲーションシステムがあります。現在主流のゲーム機はブロードバンドでインターネットを有効に活用しているといえます。また、カーナビゲーションシステムは、現在、日本では普及率が20%を超え(2003年3月現在)、なお急速に成長していますが、今後、その機能が特に次世代交通 システム(ITS)と移動通信とに結びつけば、家庭外での情報端末の1つになることでしょう。ゲーム機とカーナビゲーションシステムが成功する要因は、当然のことにコンテンツの面白さと使いやすさといえます。 情報家電は、当面は携帯電話の普及にみられるようにパーソナルな形態で使われ、その後、複合化しながらネットワーク機能をつけて進展、いわゆるモバイルインターネット分野を形成し、放送の完全デジタル化を経て家庭内へ浸透すると思われます。 多種多様な情報サービスの提供や相互作用の中で、機能が複合・分化し、テレビ、パソコンといった従来的概念では定義できない情報家電に進化していき、家庭内ネットワークによる白モノ家電等との連携で進展し、数年後には21世紀を担う情報家電産業が生み出されると見込まれています。 01010101

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