デジタルまいど No.1~N0.48
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digitalまいど第5号発行日:1998年(平成10年)5月1日(金曜日)発行/〒550-0013 大阪市西区新町1-16-1 TEL/06-534-8100(代)FAX/06-534-8108 E-mail:ksiinfo@ingnet.or.jp http://www1.ingnet.or.jp/ksi/(編集協力/株式会社アクティー)digitalまいど編 集 室新聞・雑誌でモバイル、モバイルって盛んにいわれていますが、皆さんの中には「いったいモバイルってなに?」「みんな、どのように使ってるの?」「どんなものを買ったらいいの?」など色々な疑問を持たれているでしょう。今回は“モバイル”を徹底的に解剖したいと思います。■モバイルって一体なに?モバイル、モバイルと言っていますが、いつの間にか浸透しているこの言葉。本当は『モバイルコンピューティング【mobile computing】』のことで、“移動しながらコンピューターを使う”という意味です。それを和製英語で“モバイル”といっており、外国人にモバイルと言っても通じません。 果たしてモバイルというのはどのようにして普及したのでしょうか。まずモデムが軽量化しカード型となり、ノートパソコンも小型軽量化しました。それと携帯電話が普及、小型化することでいっそうモバイルに拍車をかけました。今、携帯電話の製品カタログを見るとノートブックパソコンやPDA(Personal Digital Assistants)などに携帯電話がつながった写真が必ず出てきます。モバイルという言葉の浸透と携帯電話の普及とは切っても切れない関係があるようです。そして最大のポイントとなったのは、インターネットの普及です。その中でもインターネットでの電子メールにあります。今、「NTTが10円メール」って盛んに言っていますが、モバイルを利用している人たちはほとんど、携帯電話にパソコンを繋いでメールを送受信しています。その他にもインターネットでホームページを見て、自分の欲しい情報を得ています。モバイルのポイントは「いつでも」「どこでも」「使いやすく」「低料金で」情報を送ったり、受け取ったりすることを可能にします。■みんな、どのように使ってるの?営業マンのMさんは出張時には携帯電話・カード型モデム・ノートブック型パソコンという「モバイルの三種の神器」を必ず持っていきます。自分宛の伝言や業務の報告をインターネットを使って電子メールで受け取るのはもちろん、毎日の業務報告書も電子メールで送ります。その上、出張先で別の仕事でトラブルなどが発生、そのまま違う場所に行くことがあっても、現在の場所から目的地までを電車、飛行機、船などどのように組み合わせたら最短ルートで行くことが出来るのかをインターネットの経路探索サイトで確認できます。例えば午後1時に新宿駅周辺にいたとして、13時20分東京発の新幹線で行くと飛行機の14時30分発より、早く名古屋につくことが出来るのが判ります。それで出てきた情報をもとに、新幹線のチケットや航空券などの予約もインターネットを使って予約・購入が可能です。今までは書店に行ったり、訪ねたりして調べ、新幹線のチケット、航空券をカウンターに行って購入していましたが、今は「モバイルの三種の神器」があればこういうことも可能です。それに宿泊のホテルの予約や訪問先の地図やタウン情報もインターネットによって得る事が出来ます。これは一例ですが、他に各自さまざまに利用しています。■どのようなものを買えば?現在モバイルを行うためには、携帯電話・PHS、モデム、ノートブックパソコン・PDAが必要だと書きましたが、最近ではモデムを内蔵したノートブックパソコンやPDA、モデム・PDA・PHSを一体化した商品、電子メール機能を持った携帯電話など、さまざまな物が発売されており使う人の要望により機種を選ぶ必要が出てきています。次に本体の重さ、バッテリーで使える時間、機能というカテゴリーに分けてグラフにしていきます、購入の参考にしてください。グラフの左上に行けば行くほど、バッテリーは長持ちし軽量、しかし機能面ではメールを見るだけになってしまい、キーボードもないので入力するのが大変。一方、グラフの右下に行けば行くほど、バッテリーは早くなくなってしまい、本体も重くなってゆき、常に持つにはつらくなります。だけどメールのチェック以外にも色々なことが出来て、ノートパソコンならオフィスでの仕事環境も持ち歩けるということです。さあ、貴方も「モバイル」を考えてみては。モバイルを利用して、最新情報を。PUSHON!ON!◆ちょっと気になるあの言葉◆皆様もこれをお読みになって興味をもたれたら、弊社にご連絡下さい。このコーナーでは、皆さまにデジタル化を推し進めてゆくためにお役に立つ情報を、ケーススタディなどを用いて紹介します。●ドキュテックシステムとは…。近年、押しせまるデジタル化の波により、印刷業界における前工程(ソフト関係)だけでなく後工程(ハード関係)いわゆる刷版、印刷、製本においてもデジタル化が進んでいることは言うまでもありません。私がオペレーションしているDocuTech Publishingシステムもモノクロのオンデマンド印刷の最たるもので、パソコンやワークステーション上のさまざまなDTPソフトウェアで作成したマニュアルや取扱説明書などの電子原稿データをプリントするためのシステムです。このシステムは高品質・高速のプリンティングシステムです。丁合いや面付け、イメージの編集、加工、製本までを一貫処理することができます。定義的なことを述べましたが、DocuTech Publishingシステムは高画質、多ページ小部数、短納期に対応でき、またデータを保存することにより増刷にも対応できる高速プリンターと言えます。しかし、市場におけるニーズが多様化する中、低コスト・スピード・クオリティといった要望に対していかに即応していくかが課題となっています。そういった意味ではケーエスアイ製造本部は、暫定資料や会議用資料などを、いかに安く、早く、効率よくできるかを考え、システムはデジタルでもアナログ的な思考で幅広い業務内容に対応を目指しております。製造本部次長 尾崎 吉彦

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