デジタルまいど No.1~N0.48
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社内情報 文書管理 インターネット 情報収集 メール 情報収集 資料 情報収集 顧客情報 画像管理 抽出 提案書 企画書 計画書 抽出 抽出 分析 知識の蓄積 知識の共有 ナレッジ データベース 社内情報 文書管理 インターネット 情報収集 メール 情報収集 資料 情報収集 顧客情報 画像管理 抽出 提案書 企画書 計画書 抽出 抽出 分析 知識の蓄積 知識の共有 ナレッジ データベース (2) digitalまいど第31号 最近、技術進歩の早さについて行けなくなりそうです。特にコンピュータと通信の進歩は著しく、職場でもe-mailがないと仕事ができなくなりました。また、先述のブロードバンドが今までの常識を大きく変えようとしています。 近ごろ街中では公衆電話が急に少なくなり、携帯電話が社会人や学生では一人に一台が当たり前のようになってきたように、ブロードバンドが家庭に定着すると電話もテレビ放送も大きく様変わりして行くことが予想されます。 一方で、この情報化社会に勝ち残るためのトレンドとして、先進的な企業では、「ナレッジデータベース」と「Eラーニング」がキーワードになっています。一個人の知識や技術に頼っていては企業の総合力が上がりません。そこで情報や知識を共有し、また適時に伝達しようという発想から「ナレッジデータベース」や「Eラーニング」が時流になりつつあるのです。そして画像圧縮技術や通信の高速化がこれをより現実のものにしています。 弊社では、映像や画像のデジタル化や通信用の最適化からナレッジデータベースの構築まで、お客様と一緒になって仕組み作りをお手伝いしています。 株式会社 ケーエスアイ 営業部ソリューション室 森川博正 TEL 06-6652-8081morikawa-h@ksinet.co.jpこれからの情報通信環境は"ユビキタス"(ubiquitous、どこでもという意味)といわれ、どこにいてもネットワークにつなげられるようになるといわれています。ではこれからの通信環境は、どのようになっていくのでしょうか。  オフィス・家庭内の通信環境 オフィス・家庭内で多くの機器間の全てのネットワークを"線"で結ぶことはあまり現実的ではなく、またAC電源線による通信もモバイル機器を考えると難しいので、無線による通信の比重が高くなると見られています。例えば、テレビなどのリモコンが有線になるといかに不便か想像できるでしょう。将来、機器ごとの"リモコン"は自分専用の、一つの携帯電話のようなものに統合され家庭内のほとんどの機器が無線(赤外線も併用?)でつながれるようになる可能性があります。 これまでの携帯電話やBluetooth(*1)は伝送速度が遅いだけでなく、一定空間内で非常に多い通信量への対応は限界があるといわれていて、そのような目的には、UWB(*2)方式などが利用されていくと見られています。 (*1) Bluetoothでは最大約10mの範囲の機器と1Mbpsの速度で音声・データ両方の無線通信が可能です。赤外線通信と異なり指向性を持たず、遮蔽物があっても通信できます。この特性により、例えば携帯電話をアタッシュケースやカバン、胸ポケットに入れたままにしておき、通信端末だけを取り出していつでも自由に通信を行うといった、今までとは全く異なったモバイル通信スタイルを実現することが可能です。 (*2)UWBはIntelが今後PCと周辺機器間をつなぐUSB2の後継手段として位置づけています。 また、オフィス・家庭環境で無線LANが一般化し通信速度も上がると、(携帯)電話を屋内で使用する場合は大幅に安価なLAN経由のIP電話が主流になり、従来の電話会社経由はほとんど使われなくなると見られています。 オフィス・家庭内のデータ通信の内、バックボーンと呼ばれる主要な通信部分は1G~10Gbps程度の通信量で、無線よりは有線で固定的に配線されるほうが現実的です。このバックボーンには外部との通信をやり取りする部分と、家庭・小オフィス内部の機器との通信(無線+有線)をコントロールする部分がつながると考えられています。 10Gbps以上のインターネットはこれまで光ファイバーでしか実現されていませんが、銅線で伝送する規格の検討が始まっており、これが実現すれば、将来かなり安価に供給され家庭環境に浸透すると予測されています。  ホットスポット ホットスポットとはホテル、空港、コーヒーショップなど、公共の場所(屋内)に無線LANを設置し、インターネットを利用できるようにしたスポットのことを指し、今後益々増えていくと予想されます。  屋外のネットワーク通信環境 屋外の通信インフラは、今後増加する情報量に対応するため10Gbps以上の伝送速度が容易に得られる光ファイバーが主流の一つになっていくと見られます。またテレビなどの放送は、地上波デジタルを鑑みインターネットと競合する情報発信源の一つという位置づけになってくると思われます。  セキュリティについて また、ブロードバンド化・常時接続が一般化するのに伴い個人ベースでのセキュリティ面の注意も必要になってきます。一般的にはファイアウォールが有効な一手段とされています。ファイアウォールとは、別のネットワークから内部ネットワークを守るための機構のことで、企業などの大規模なネットワークでは、複数のルーターやプロキシサーバなどを用いて構築することが多いようです。この方法は、機器も高価でネットワークの専門知識が必要になります。 ここでは家庭内(SOHOユーザー)において、現実的な方法を紹介したいと思います。 家庭内(SOHO)環境におけるファイアウォールの必要性 家庭内におけるファイアウォールの必要性は常時接続性やプロバイダによってかなり変わってきます。近年、ADSLなど常時接続の普及によって、誰でもがハッカーになりうる、また狙われる危険性を持つ時代になってきました。 以下にファイアウォールが必要なパターンと不必要なパターンを比較してみます。 <ファイアウォールがそれほど必要で無い環境> 1.インターネットはメールのチェックくらいで長時間しない。 2.PCは使い終わると電源を切ってしまう。 3.プロバイダから発行されるIPアドレスはローカルアドレスだ。 4.プロバイダから発行されるIPアドレスは頻繁に変わる。 <ファイアウォールが必要な環境> 1.インターネットは長時間やる。 2.PCは使い終わっても電源を入れっぱなしだ。 3.WWWサーバーなどホストを公開している。 4.プロバイダから発行されるIPアドレスはグローバルアドレスだ。 5.プロバイダから発行されるIPアドレスは固定、またはほとんど変わらない。 家庭内(SOHO)環境における ファイアウォール構築手段 ブロードバンドルーターによるファイアウォール インターネット側と家庭内を別のネットワークにすることにより、簡易的なファイアウォールを構築することが可能です。そのためには、一番簡単な方法としてルーターの導入が考えられます。ルーターを導入することにより、簡単に家庭内にLANを構築することができると共にインターネット側から内部のIPが特定できなくなるため、セキュリティ効果も得ることができます。 国内市販パッケージの利用 ソフトを購入することで不正アクセスを制限させます。最近の市販ソフトには、ウィルス検知ソフトに簡易ファイアウォール機能が搭載されているものがあります。詳細は割愛いたしますが、今後は自分のPCが快適な環境と引き替えに第三者への攻撃の踏み台にされないように注意することも考えていかなければなりません。 〈T.K〉 営業計画 営業計画 NTTコミュニケーションズがファーストフード店などに展開するホットスポット。 キーワードはナレッジデータベースとEラーニング キーワードはナレッジデータベースとEラーニング キーワードはナレッジデータベースとEラーニング

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