デジタルまいど No.1~N0.48
100/162

■「digitalまいど」に関するご意見・ご感想は、株式会社ケーエスアイ「digitalまいど」編集室係(ホットラインMAIL:ksiinfo@ksinet.co.jp)まで。 取り上げて欲しい内容や、ちょっと疑問に思ってることなど お気軽にご連絡下さい。 (4) 発行日:2003年(平成15年)1月6日(月曜日) digitalまいど第30号 編集後記 あけましておめでとうございます。おかげさまで「Digitalまいど」もちょうどNo.30を発刊することができました。創刊からあしかけ6年、皆様に身近なデジタル情報をお届けすることを目的に発刊して参りましたが、中にはむしろ皆様方のほうがご専門分野である内容のことも多くあり、本当にお役に立てて来れたのかなあと少し反省しております。とは言いながらも、これからも懲りずに情報発信をして参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 さて、前号で触れました「今年の漢字」、平成14年度は「帰」に決まったようですね、これはやはり5人の拉致被害者が帰国したことが大きな要因ではありましたが、他にも株価や経済が昔の水準に帰ってしまったこと、また多くの人が原点に帰ろうという「原点回帰」の現象が反映したように言われています。 ITをイットと読んだ首相もいましたが、ITという言葉が今や古く感じてしまうほど世の中の流れが速く、この分では今回取り上げましたIT機器も、今年の夏頃にはまた新たな展開が始まるのかも知れませんし、我々の社会生活も好むと好まざるに関わらずどんどん変化していくのだと思います。そんな中、いい意味で昔に帰ることにも少し期待感を持ちながら、今年も頑張ってまいります。〈H.I〉 ■ズワイガニ ◆お重に詰める食材に込めた思い ◆正式な「お重詰め」 黒  豆-中国では黒は邪気を払う色で健康を表し“まめ”に暮らせるようにという意味を込め食すようになりました。 数の子-鰊の子でたくさんの卵が詰まっていることから子孫繁栄、多産への願いを表しています。 田作り-カタクチイワシの稚魚を素干ししたものを田植えの肥料としたことから豊作、豊年、家内安全を願い、小さくても尾頭付きなので縁起がよいとされました。 昆布巻き-「養老昆布」と書き「よろこぶ」と読ませ、不老長寿とお祝いの縁起物として広く用いられて来ました。また昆布は広布(ひろめ)と呼んで「喜びを広める」という意味と掛けました。 栗きんとん-見た目の色から黄金を意味し、商売繁盛、金運をもたらす縁起の良い福食と言われています。 紅白蒲鉾-形が日の出に似ていることから新しい門出を表し、赤は邪気を払い、白は清らかさを意味します。 海  老-海老は長いひげと腰が曲がった姿が老人に似ていることから長寿を願って正月飾りやおせちに用いられます。 橙(だいだい)-代々家が続くという意味と掛け合わせ、正月の鏡餅に飾られます。    〈Y.K〉 壱の重から与の重までの四段重ねが正式です。しかし諸説いろいろあり悟の重を控えの重とするところもありますし、重箱の詰め方は地方により少しずつ違います。 壱の重-お屠蘇をいただくための祝い肴を詰め、「口とり」とも呼ばれます。特に黒豆、田作り(ごまめ)、数の子は、数百年前からお正月料理として親しまれてきた、三種肴(または三ツ肴)と呼ばれるおせちの基本です。 弐の重-「口代わり」とも呼ばれ酢の物を詰めるのが正式です。現在では焼き物なども詰めるようになりました。 参の重-壱の重や弐の重が儀式色を帯びていたのに対し、煮物を中心とした重で昔はメイン料理でした。 与の重-四という字を忌み嫌い、“与”の字を使う。 おせち

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です