デジタルまいど No.79
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編集後記早一ヶ月で日本でも定着した感があるポケモンGOですが、インドア派のゲーマー達を屋外に連れ出し、日陰者だったAR(拡張現実)に脚光を与え、ポケストップでお店や施設に集客したり、人を動かし街に新たな動線を作り出すなど、マーケティングツールと捉えることも。Googleのサーバーで配信され、トルコやサウジなどイスラム圏を含む世界30カ国以上で展開されていますが、Googleが撤退した中国や地図データをGoogleに提供していない韓国ではプレイできないんですねぇ。(高橋)そろそろ台風シーズンですが...そろそろ台風シーズンですが...  日本で有名な台風の記録1281年、弘安の役で日本に来襲した元・高麗連合軍14万人のうち約10万人が溺死。これが後に「神風」として言い継がれているとのこと。1890年、オスマン帝国の軍艦が和歌山県の紀伊大島沖で遭難した「エルトゥールル号遭難事件」などがあります。(西野)  台風の語源いろいろな説がありますが、ギリシア神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン(Typhon)に由来する「typhoon(タイフーン)」から「颱風(たいふう)」となった説、ペルシア語で嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わったり「颱風」となった説が有名なようです。台風とは、北半球の北西太平洋や南シナ海(赤道以北、東経180度以西~100度以東)に存在する熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が17.2m/s(34ノット、風力8)以上のものを指します。また、北インド洋と南太平洋の熱帯低気圧のうち最大風速が17.2m/s以上のものを「サイクロン」、北大西洋と北東太平洋の熱帯低気圧のうち最大風速32.7m/s以上のものを「ハリケーン」と呼び、これらの境界線を越えた場合に呼び方が変わります。例えば、2006年に北東太平洋で発生したハリケーン・イオケは、経度180度を越えて西に進んで台風12号になりました。このように、区域を跨って台風に変わったものを越境台風と呼びます。英語に訳せない言葉「行ってきます」、「お帰りなさい」、「いただきます」、「ごちそうさま」、「よろしくお願いします」、「お世話になります」、「お邪魔します」、「お疲れ様でした」、「ごくろうさまでした」などを英語に訳そうと思ってもぴったりと当てはまる言葉がないそうです。そのかわりに体で表現することもあるようで、例えば、「お疲れ様でした」は言葉の代わりに、肩をポンポンと叩いたり、「good job」と言いながら親指を立てる、ハグや握手をする、といった表現で何らかのスキンシップをとる傾向があります。普段、当たり前に言葉にしているので、英語にはないと聞くとちょっと衝撃です。日本にしかない素敵な言葉東京オリンピック招致の際のスピーチで使われた「おもてなし」という言葉をはじめ、「もったいない」、「わびさび」、「切ない」、「初心」などは日本語にしかない言葉です。相手を敬う言葉や心の動き、感情を表す言葉が多いのが特徴的ですね。日本語は言葉一つに含まれる意味合いがあまりにも深く、それゆえに訳す際に当てはまる言葉がないのでしょうね。「一人称」が数多く存在する世界にはいろいろな言語がありますが、一人称が数多く存在するのは珍しいようです。男性でも、仕事で接客中は「私」、会社では「僕」、プライベートでは「俺」など使い分けている方もいるのではないでしょうか?一人称ひとつで印象ががらりと変わるのも、日本語の面白いところですよね。モノだけでなく、ことばも日本にしかないものがたくさんあります。その素敵さに今一度触れてみてはいかがでしょうか。(井上)日本語にしか ない言葉何気なく使っている言葉ですが、いざ他の言語に訳そうと思うとぴったりくる言葉がないものがあります。今回はそんな「日本語にしかない言葉」をご紹介したいと思います。– 4 –

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