デジタルまいど 71号
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近年、スマートフォンやタブレットといった携帯端末が普及し、ビジネスでもごく自然に使われるようになってきました。「BYOD(ビー・ワイ・オー・ディー)」とは、「Bring Your Own Device」の略で、従業員個人所有の私物スマートフォンやタブレット等を職場に持ち込み業務に使用したり、端末を使い企業情報へアクセスする事を言います。それに対して、従来のように、企業が携帯電話やノートパソコンなどを購入し従業員に貸与することを「CPD (Company Provided Device)」と呼んでいます。また「COPE(Corporate Owned, Personally Enabled)」という、会社支給の端末を従業員の私的利用にも認めるという形態もあります。BYODに対しては賛否両論がありますが、今後ワークスタイルの変革により導入する企業も増えていくかもしれませんね。(関屋、高橋)非現実的な演出でうっとりさせられるプロジェクションマッピング。プロジェクションマッピングとは、平面に「プロジェクション(=投影)」する単純映写ではなく、立体的な物体に「マッピング」してぴったりと映像を張り合わせる映写技術です。凸凹の物体に投影することで、光とその陰影による立体感が一層際立ち、それが現実から離れた世界のような印象を与えてくれ、近年急激に普及してきました。有名なものですと、東京駅で行われたプロジェクションマッピングイベント「東京ミチテラス2012」、東京ディズニーランド「ワンス・アポン・ア・タイム」、「大阪城3Dマッピング」等がありますね。しかし、プロジェクションマッピングができるのは建物だけではありません。http://www.bandai.co.jp/candy/hakovision/index.html素人には到底手の及ばぬ技術なのでは…と思われるかもしれませんが、プロジェクションマッピングを手元で再現できる楽しい食玩がいろいろと販売されています。右の「ハコビジョン」はスマホを使ってプロジェクションマッピングを楽しめるようになっています。素晴らしいプロジェクションマッピング!ファッションショーだったり…プロジェクションマッピングを実際に体感したい方は、一度手にとってみるのもよいかもしれません。(山藤)車だったり…●生産性・効率性の向上勤務外や外出時でもシステムが使用出来るので時間を有効に活用することが出来、業務の効率化・時間短縮に繋がります。更に、従業員への緊急連絡や、災害時での安否確認にも役立つといった利点もあります。●従業員の意識改善自分の使い慣れた端末を使用することで仕事もはかどります。更に、支給品より私物の方が丁寧に扱われ、従業員のモラル・モチベーションが向上するという話も。複数持っていた端末を1つに纏められるというのも嬉しいですね。「BYOD」には以下のような特徴があります。●情報漏洩・セキュリティの問題BYODで最も注意すべきなのは企業情報・データの流出です。パスワードの設定やデータの暗号化、ウイルス対策、端末の紛失・盗難なども想定しなければなりません。●端末の管理企業が端末の利用状況を把握する必要がありますが、私物の為プライベート情報・プライバシーの問題もあり、完全に管理するのはとても難しいです。●企業と従業員の分担端末を支給しない為、企業側としてはコスト削減が期待でき、大きなメリットとなります。しかし、端末購入代・通信費等の費用の負担方法によっては、従業員へかなりの負担をかけてしまう可能性があります。●環境の互換性使用機種がさまざまなので、企業内の共通システムを利用する場合、互換性に配慮する必要があります。しかし、「BYOD」には次のような問題点もあります。BYODって?Bring Your Own Device– 2 –

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