デジタルまいど 66号
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開幕戦での「初球」は打ってはならない2004年に西武ライオンズからニューヨーク・メッツに移籍した松井稼頭央は開幕戦先頭打者として初球を本塁打した。しかしエース級を先発させる開幕戦においての初球は、その投手の「舞台」であるとして打者は見送るのが慣例とされており、米マスコミでは日本ほどの賞賛はされなかった。相手投手に過剰な刺激を与えてはならないイチローは自らのバッターボックスに入る際の習慣として、日本では打席に立った際にバットの先を投手に向ける動作をしていたが、シアトル・マリナーズ入団後、相手投手に過剰な刺激を与えることを考慮して「上向き」に改めた。大まかに言うと以上が、パズドラが流行した理由でしょう。1年前どこもソーシャルゲームだらけだったように、今はどこもパズドラを模倣したゲームばかりになってきています。次に流行するのはパズドラをうまく進化させた模倣ゲームなのでしょうか? それとも、また新しいジャンルを切り開く斬新なゲームが現れるのでしょうか? スマートフォンゲーム業界はまだ産声をあげたばかり。 これからの発展にとても期待です。(元稲)いよいよ開幕を迎えた2013年のプロ野球!!!WBCでチームメイトとして闘った選手が、今度は各自のチームに戻り敵となって優勝を目指します。そんな楽しみがあるプロ野球の世界ですが、プロの世界にもなるとルールブックには記載されていない「暗黙のルール」という物が存在します。自軍の大量リードの場面で、投手は打ってはならない2001年5月22日の巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)において、藤井秀悟投手(当時ヤクルト)がヤクルトが8-1と大量リードして迎えた9回表2死3塁の場面で遊ゴロを打ち全力疾走した。これが「自軍の大量リードの場面で、投手は打ってはならない」という球界の暗黙のルールを破ったとして、9回裏のマウンドに上がった藤井は巨人ベンチ(特に仁志敏久)から野次を浴び涙ぐんだ。この後3連続死四球を与えるなどして降板、ヒーローインタビューも拒否した。プロ野球暗黙のルール??NPB編MLB編ホームランを打った後に派手なポーズをとってはならない2010年4月9日、西武の涌井秀章から初回に3点本塁打を放ったロッテの神戸択光は、喜びのあまりガッツポーズを連発した上、自軍ベンチ前でインリン・オブ・ジョイトイの「M字開脚」のようなポーズをとった。神戸は次の打席で報復死球を受けた。自軍の大量リードの場面で、盗塁をしてはならない2010年6月5日、阪神の藤川俊介は5点差でリードした7回に盗塁した。これに対してオリックス監督の岡田彰布は「5点差でな…。あれは大変なことをやってしまったな。こっちは負けを認めているのに。」「あしたも試合があるのにな」と発言した。ただし、これは野球協約が禁じている故意の敗退行為を認めているのではないかと岡田監督に対する批判も出た。なお、守備側が無関心だったこともあり、盗塁は記録されなかった。どうでしょう? 納得できない人も多いかもしれませんが、野球界にはこんな暗黙のルールがあり、その報復まであるんですね。スポーツってやっぱり面白い!(宇崎)パズドラがリリースされたのは2012年2月。この頃のスマートフォンで遊べるゲームは、CMでお馴染み「怪盗ロワイヤル」や「ドラゴンコレクション」と言ったいわゆるソーシャルゲームが全盛期でした。もっとアクション性や、頭を使ったりするゲームが存在しないスマートフォンゲーム界にゲーマー達は食傷気味でした。しかしそこに現れたのがパズドラだったのです。ほどよく頭を使うアクション性のあるパズルに、ポケットモンスターなどに見られるようなモンスターを収集、育成する要素が組み合わさったパズドラは、当時では特異な存在でした。大人気ゲームの「パズル&ドラゴンズ」(以下パズドラ)。 みなさんご存じでしょうか?ただひたすら表示されるボタンをクリックするようなソーシャルゲームしか存在していなかった時代に、彗星のごとく現れ一躍人気トップに躍り出た育成パズルゲームです。今や他の追随を許さない人気を誇り、2013年3月現在ではiPhone版、Android版合わせて1100万ダウンロードを超えています。では何がそんなに評価されて今の人気があるのでしょうか?リリースされた時期1パズドラは、6色の丸い「ドロップ」と呼ばれる物を動かし、同じ色を連結させて消すというパズル要素がメインのゲームです。指をくるくる回して遊ぶゲーム性は、今までコントローラを握って遊んできたゲームでは味わえない感覚で、とても斬新な物でした。パズルだけならきっとすぐ飽きられてしまったかもしれませんが、モンスターとバトルし、バトルで勝利した相手を仲間にし、育成する要素が加わることで、パズルを続ける動機にもなります。それらがバランスよく交じり合った事で、この大ヒットゲームが産まれたのだと思います。ほどよいアクション性と育成要素2– 3 –

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