デジタルまいど65号
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 電気を通せばいいのなら、缶も使えるのだろうか? と思い、蓋付きのアルミ缶を逆さにしてタッチしてみました。すると、何も巻かずにそのままの状態でも動きました!! でも、ペンとしては大きく、重いのが難点ですが…。おまけ導電スポンジで作ってみたい! 材料について更に調べてみたところ、導電スポンジ(電気を通すスポンジ)が良いとの事でした。でも、今回は入手できなかったので、セルローススポンジ(これも導電性あり)を使いました。 鉛筆キャップの先端に、丸めて強引に押し込んでいきます。 恐る恐るタッチしたところ、ちゃんと反応してくれました! スポンジが柔らかいのでとても滑りやすく、意外と使いやすい!まとめ 今回の中で一番使いやすかったペンはセルローススポンジでした。静電気を通すものならある程度反応してくれるので、材料や形などカスタマイズしやすく、自分に合うペンが作れると思います。身近にある意外な物が素材になるかも!? ぜひ挑戦してみてくださいね。(関屋)スマホタッチペンを作ってみよう! まずは、綿棒と鉛筆キャップの先端に、お菓子の袋をぐるぐる巻きました。 画面をタッチしてみましたが…何も動きません。横向きにして滑らせると稀に反応しますが、その様子はまるでクリーナー。細すぎると接触面積が小さすぎるのか、触れても反応しないようです。でも、画面に傷がつきやすくなるので要注意! 次は、少し太めの、鉛筆の補助軸を使ってみます。 中に詰められそうなものを適当に入れて、外側を巻いて完成です。 スマートフォンの画面は、静電容量方式タッチパネルです。静電容量方式タッチパネルは、導電性のある物(電気を通す物)に反応します。画面を指でタッチした場合、その導電性の膜と指の間での静電容量の変化で、触れた位置を検出しています。 静電容量方式タッチパネルには「表面型」と「投影型」の2種類があります。 表面型は、基板の四隅に電極があり、均一な電界が作られています。画面に触れた際に変化した四隅の電流量の比率を測定して、位置を検出しています。 投影型は、基板上に多数の電極パターンが配置されています。画面に触れた際、縦横の列から位置を検出し、同時に多点を検出する事が出来ます。 スマートフォンで拡大縮小の動作が出来るのは、投影型で他点を認識出来ているからなんです。電気を通す物であれば材料は何でも良いようで、お菓子の袋もその一つという訳ですね!という事で、ペンになりそうな物をピックアップして、試してみます。 こちらはちゃんと反応しました! 初成功です。角度やペンの動作によっては反応が途切れる事がありました。多機能ペンを作ってみたい!場所をタッチするのに大変役立ちます。ということで検索していたところ、興味深い噂を発見しました。「お菓子の袋を使えばペンを作れる」らしい・・・?本当に、そんな簡単に作れるのでしょうか? まずは、画面の仕組みについて調べました。 近年、進化し続けているスマートフォンやタブレット。そのスマートフォン対応のアクセサリーもいろんな新商品が発売されています。最近ではスマホ手袋が人気のようですね。 その中でも特に便利なのが、スマホ用のタッチペン。正式には、スタイラスペンといいます。画面に指紋をつけず、細かい静電容量方式タッチパネルとは? ボールペン付きタッチペンの様に、ペン以外の要素があれば嬉しい! そこでこんなものを使ってみました。リップクリームです!! 蓋だけでは反応が薄かったので、全体に巻いたところ、ばっちり反応しました! 全体に袋を巻いているおかげなのか、太さが丁度良いのか、安定していて使いやすいです。 ちゃんと蓋も開けられます。これは大活躍間違いなしです!!手軽にペンを作ってみたい!– 1 –digitalまいど編集室〒557-0063 大阪市西成区南津守7-15-16TEL:06-6652-8000(代) FAX:06-6652-8894バックナンバーはホームページでデジタルブックにてご覧になれます。印刷物をご希望の方は編集室までご連絡下さい。http://www.ksinet.co.jp/発行者:デジタルまいどNo.652013年1月21日発行

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