デジタルまいど 61号
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HTML5の今後は?HTML5の今後は?HTML5についてWeb業界は日々進歩し続けています。その中でも今一番注目されている新技術は「HTML5」ではないでしょうか。まずそれらがいったいどういう物なのかご紹介したいと思います。そもそも「HTML(HyperText Markup Language)」とは、普段私達が見ている色んなWebサイトを組み立てているコンピュータ言語の1つです。その言語のバージョンがアップされ続け、HTML5なので現在バージョン5まで進んでいるということになります。HTML5の特徴として、以下の項目が挙げられます。●今まで難しかった事が簡単にできる例えば音楽関係のWebサイトなどで、以下のような音楽再生フォームを見たことはありませんでしょうか?三角のボタンをクリックすれば音楽が再生されるといったものです。上記の音楽再生フォームをWebサイト上に表示させようと思うと、従来ではHTMLの機能だけでは表示させる事ができず、FLASHなどの外部スクリプトを利用するしかありませんでした。それがHTML5では非常に簡単になり、この1文だけで音楽再生フォームを表示させる事ができるようになります。Webサイトを見る側にとってはあまり関係ない事かもしれませんが、こういった新機能の実装は作り手にとっては非常に楽でありがたいバージョンアップだと思います。見る側にもメリットがある機能としては、次のような物があげられると思います。●Webブラウザ外からのドラッグ&ドロップができる今までWebブラウザでファイルをアップロードする際、「参照」や「選択」というボタンをクリックし、ダイアログボックスからファイルを選択していたと思います。それがHTML5になれば、直接ファイルをドラッグ&ドロップする事でファイルを選択する事ができるようになります。有名どころではGmailのファイル添付システムがドラッグ&ドロップに対応しています。メール送信画面でWebブラウザ外からファイルをドラッグすると、以下のように画面が切り替わります。この状態でドロップ(ファイルを置く)すると、ファイルが添付されます。●多種多様なWebアプリが作成可能になるWebアプリとは、Webブラウザからアクセスするアプリケーションの総称です。主なWebアプリとしてはGmail、Googleマップ、SNSや各種ゲームサイトもWebアプリと言ってしまって良いかもしれません。これはHTML5だけの機能だけではなく、JavascriptやCSS3との連携が必要になってくるのですが、HTML5が表示できるスマートフォンの普及に伴い、HTML5を利用したWebアプリがこれからもどんどん増えると思われます。最近ではMozillaがHTML5で作ったゲームサイトRPG「BrowserQuest」が公開され、話題になりました。HTML5とはHTML5とは今や主要ブラウザの大半がHTML5に対応し、スマートフォンを持つ人もどんどん増えている事で、HTML5を利用したWebサイト、Webアプリケーションは今後間違いなく増加すると思われます。開発側にも利用する側にもメリットばかりのHTML5。今後の普及動向に要注目です!              (元稲)– 2 –

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