でじたるまいど 57号
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– 3 –❖ 御召御納戸(おめしおなんど)C34/M13/Y0/K55御召は十一代将軍家斎の御召しになったちりめんに由来。色は、渋みのある青。納戸色自体は、江戸時代に流行した代表的な藍染。❖ 桔梗色(ききょういろ)C82/M73/Y0/K0日本の秋の季節を代表する色名。青紫の代表的な伝統色名でもあり、秋の七草の桔梗に見る冴えた青紫を言う。古く、平安時代から使われてきた色名。古風で、今では耳にすることが少ない名前が多いですね。「あ、あの空は曙色だね」「桔梗色の雨が綺麗だね」なんて言ってみるとちょっと格好いい…かも?伝統色は、主に歌舞伎の引き幕や衣裳等に見られる伝統芸能によく使われているので、注意してみると面白いかもしれません。❖ 臙脂色(えんじいろ) C34/M100/Y74/K7伝統色とは、古くから使われ続けてきた伝統的な色の事です。染料に由来するものが多いため、落ち着いた色が特徴的。また、当時の自然や四季、水や花の色、人物の名前など往時を連想するものもあります。例えば…日本の伝統色コチニールと言う虫から取った動物性色料「正臙脂」に由来して呼ばれる様になった。 濃い紅色をしている。❖ 曙色(あけぼのいろ)C0/M40/Y53/K5明け方の空の色のような浅い黄赤色を言う。「東雲色(しののめいろ)」とも言われる。 枕草子にある「春は、あけぼの」の時もこの色だったのかも。❖ 利休茶(りきゅうちゃ)C0/M10/Y39/K35色褪せた碾茶(抹茶のこと)の色のような、黄味の鈍いオリーブ色。名前の通り、あの千利休が好んだ色とも言われている。

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