でじたるまいど 53号
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– –ワールドカップ まめ知識2010年6月11日。南アフリカで、4年に1度のサッカーの祭典「FIFAワールドカップ2010」が開催されます。世界中の地域の予選を勝ち抜いて来た国がぶつかり合うわけですから、ぼーっと見ているだけでもハイレベルな戦いを楽しむ事ができますが、その国の裏話や、ワールドカップのまめ知識なんかがあるともっと楽しめますよ~!■優勝の順番過去18回の大会で多くの国が優勝してきましたが、1962年第7回大会でブラジルが優勝した回から、なんと毎回欧州勢と南米勢が交互に優勝しているんです。1962年大会からの優勝国は以下の通り。1962年 ブラジル 南米1966年 イングランド ヨーロッパ1970年 ブラジル 南米1974年 西ドイツ ヨーロッパ1978年 アルゼンチン 南米1982年 イタリア ヨーロッパ1986年 アルゼンチン 南米1990年 西ドイツ ヨーロッパ1994年 ブラジル 南米1998年 フランス ヨーロッパ2002年 ブラジル 南米2006年 イタリア ヨーロッパ記憶に新しい2002年日韓W杯は南米のブラジル、2006年W杯は欧州のイタリアが優勝しています。今大会もこのジンクスどおりに優勝国が決まるとすれば、今回は南米勢が優勝するということに。南米勢で優勝候補と言われているのはご存知ブラジルとアルゼンチンですが、今大会は果たして……?■3位はヨーロッパ優勝国のジンクスとは一転、なんと1982年大会から7大会連続、初回からの通算で数えると18回中14回も、欧州勢が3位を獲得しているのです。1982年 ポーランド1986年 フランス1990年 イタリア1994年 スウェーデン1998年 クロアチア2002年 トルコ2006年 ドイツ欧州勢は出場国数も多く、平均レベルも比較的高いので上位に欧州勢が集まるのは当然かもしれませんが、ここまで続くともはや伝統のように思えてきます。今大会は果たして……?■ゴールネットの形鋭いシュートがゴールネットに突き刺さる瞬間。それは試合で最も盛り上がる瞬間であり、数多くのドラマを産んできたシーンでもあります。そんな歓喜の瞬間をもっと長く味わいたい!目に焼き付けたい!なんとそんなサポーターの要望に応えたゴールネットがあるんです。みなさんはゴールネットと聞くと、普通は四角形やひし形を想像すると思います。ところがその噂のゴールネットはなんと六角形。蜂の巣状に網目が広がっているんです。これは日本の漁網メーカーが開発していて、六角形にすることで衝撃吸収力が一段と増し、ボールがゴールネットに吸い込まれるような動きを見せ、ゴールシーンが長く見えるようになったんです。古くからイタリアでも六角形のゴールネットは採用されていたそうですが、現在は日本のメーカーがシェアを広げているということです。南アフリカのスタジアムではどの形のゴールネットが使われているのか分かりませんが、試合を観る時にはゴールネットも見てみると面白いかもしれません。そんなワールドカップ、我らが日本代表はベスト4入りを目標に大会に挑みます!ちなみにこのベスト4という目標は岡田監督が言い出したわけではないそうなんです。ある日のミーティングで岡田監督が「韓国だってベスト4まで行ったんだから、自分たちにだって出来ないわけがない」と言ったそうです。その後、ある選手がインタビューで「なんかベスト4を狙うみたいな事を言ってました」と簡単な言葉で答えてしまったがために、「岡田監督ベスト4宣言」と大々的に報じられてしまったそうです。しかし岡田監督もその報道に退くことなく、目標は高い方がいいと言うことで、この目標となったそうです。本人に納得いかない部分はあるかもしれませんが、非常に男らしい話ですね!でも、できることならベスト4まで頑張ってもらいたい!私達も遠く日本から精一杯の応援で後押しして、多くの感動を届けてもらいましょう!ガンバレ! ニッポン!

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